メディア関係者に、東大・医学部・卒の人もちょこちょこいます。
ただ、きちんとみると理3→医学部・医学科ではなく、東大・医学部・保健学科。(*現・「健康学科」系列)。
また、メディア関係者だけではなく、一貫校などにも、京大・医学部に強いというイメージ(実績)を作っている学校もあります。
ですが、これも正確にみると、その学校から京大・医学部・医学科にたくさん合格しているのではなく、京大・医学部・健康科に多くいっている。
こういうこともあります。
また、学部であれ大学院であれ最近は東大、京大でもかなり変な名称の学部もあります。
総合●●とか、情報●●。
ああいった学部は、はっきりいうと文部科学省経由で予算をとるための口実です。
実のところは、このままだと、教員になれない人に教員のポストを与えるために「学部を作って」、教員のポストもつくる。
そのためにつくった学部です。(←国立大学にもある「総合●●」とか「情報●●」といった、かなり変な名称の学部)
このことは大学院にいった人は本音トークではけっこうそう言っています。
こういう「変な名称の学部」を新設する(改組でつくる)ということは、まずは私立大学がよくやり始めました。国立大学でもあれと同じことです。
私立の場合は少子化していくので、学生数を多くとって経営的にしのぎたいと思った。ですが学生数というのは私立大学でも国立大学でも文部科学省に管理されています。なので既存の伝統学部の定員を増やすことはできない。でも経営上、学生数を増やしたい。そのため新設学部をつくり、文部科学省に申請などをする。「新しいことをやっていきます」風にしないと文部科学省が認めてくれない。その結果、新設学部の名称は変なこともけっこうある。こういうカラクリです。
国立大学の場合は、ふつうにいけば教員になれない人に教員のポストを用意するために、文部科学省に新しい学部などを申請。真の目的はふつうにいけば教員になれない人に教員のポストを用意すること。ただこちらも「こんな新しいことをやる学部です」という空気を出さないと、文部科学省が認めてくれない。そうして作った学部の名称は変。こうなっているわけです。国立大学にもではじめた、「総合●●」とか「情報●●」という変な名称の学部は、このように本来は教員になれないレベルの人達に教員のポストを「作る」ために、(文部科学省をだまして)設置した学部です。