小学校卒業式で卒業生のはかま着用に自粛を要請。奈良県生駒市教育委員会。格差について。学歴、就職、就活、性別

・小学校の卒業式でのはかまの着用は全国的に増加傾向にあるが、慣れない着用により生徒が転んだケースもあったのでそれを防止。
・トイレを我慢してしまうことがあるから、それを防止・回避。
家庭の経済的事情着用できる、できないの差が出ることにも配慮する必要がある
主にこの3つの理由から、奈良県生駒市教育委員会小学校卒業式で卒業生のはかま着用に対して自粛を要請したとのことです。

しかし、教育、家庭環境、就職、において格差というものは存在します。
実際には存在する「差」(格差)を「ないものとする」「見せない」このパターンが多すぎるように思います。
こうやって、公立小学校で卒業式で袴をはいてこれる子、お金の問題でそれが出来ない子両方いるという「格差」を「見せないように、見せないように」としていても、その子たち就職するときには、格差などがモロに出てきます
たとえば、就職のとき、就活で
下位私大プレエントリーシートなどではじかれまくる
女子高学歴でも苦戦する。
バカボン=親が会社経営者だったりすると、採用になる。(実例を知っています。また事実上の「政治家の子弟枠」も存在します。)
東大や一橋でも、女子だと無名企業、弱小企業になっているケースも実際にあります。
また就職活動最中も、高学歴でも女子だとだいぶ苦戦しているケースもあります。
東大や一橋に進学して、22歳になって就職のときに企業の本音女は採りたくない)に直面するわけです。
また、テストなどのスコアで人を差別してはいけないという公立学校的建前でずっときても、就職のときになると、企業は「下位私大の学生?面接めんどう、書類を通過させたら効率が悪すぎる。足きり」「下位私大の学生の応募書類?読む時間もムダだよ」。そして実際に企業によって下位私大の人は「足きり」になる。こういう企業の本音に直面することになります。
家の経済的な差、社会からの扱いの差、ランクの違い・差など、そういう格差を見せないように、見せないように。それはむしろ残酷だと思います。
(就職のときに急にこういう企業の本音にぶつかることになるわけですから。)


*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など合格実績東大、京大、大阪大学(医学部・医学科)名古屋大学(医・医)
東北大学(医・医)九州大学(医学部・医学科)、筑駒中開成中学麻布中、駒東中など。

ak1kbs.hatenablog.comak1kbs.hatenablog.com