大学受験、「やる気」問題は精神論ではありません。勉強法

「自分は高学歴」と言って、大学受験勉強法などについて書いたり、言ったりしている人達がけっこういます。そしてそういう「自分は高学歴」な人達が何回も「やる気問題」について書いたり、言ったりしていることがあります。
これは不自然です。
日本で最終学歴(進学先大学)がほんとうに高学歴な人というのは
(A)12歳のときに、中学受験をしてハイレベル中高一貫校。そのあと大学受験。
(B)15歳のときに、最上位の公立高校の受験をし、合格。そのあと大学受験。(いった公立高校偏差値70以上
このどちらかがかなり多いです。
ですから、「高学歴」な場合、12歳のときに「友達と遊びたい」「ゲームしたい!」「でも、勉強が」。
または14歳~15歳のときに「部活ちゃんとやりたい、部活が好きだ。でも勉強とのバランス・・・」。
こんな感じでその「当時」に、遊び・部活と勉強のバランス。勉強にどうやって気持ちや体力などを割り振ったらいいんだろう。こういった問題に直面しています。
そして、実際に「遊びたい」「部活(ばかり)」をはねのけて勉強して、ハイレベル中高一貫校偏差値70以上の公立高校に受かっている、そういう人達なわけです。
したがって、「やる気問題」というのは、12歳や15歳のときにおおむね解決済みな人達です。
そうであるはずの「自分は高学歴」と言っている人達が大人になっても「やる気問題」について何回も語る。
かなり不自然ですね。
ちなみに、「やる気問題」というのは、実のところ気持ちの問題ではありません。精神論ではありません。
さわりだけ述べます。
勉強量を確保するには
(1)生活のバランスを整える。
生活の中で、勉強をやらないパターン、そういうパターンを作り出すきっかけ、流れがある。
それを消せばよい。生活の中からそれを消す。
先にあるのは勉強めんどくせ、という気持ち。そしてそれが、勉強をやらない勉強を「やれない」理由探すわけですね(苦笑)
たとえば部活で疲れた「だから」「勉強できない」、うちは親とか近所がうるさい「だから」「勉強できない」。
これは実は、勉強めんどくさいなあ、その気持ちの方が先にあります。そして、勉強「できない」理由を「探してきて」います
(わたしもそれとくに高校生のはじめのころはやってました。だから分かります。)
だったら、そのこじつける理由になるものを、自分の生活から消してしまえばいい
そうすれば、「これがあるから、こうだから勉強できない」という「探したい理由」、こじつけ対象が自分の生活の中から「なくなっている」。だから、やらない理由、「やれない理由」を探してこれない(笑)
自動的に勉強をやる、になる。

(2)気持ちと無関係に勉強する型を作ってしまう。
勉強コンベアに自分を乗せる。
コンベアに乗せないと、やりたくないと思っている時間勉強量がゼロになります。
コンベアに乗せてしまえば、勉強量ゼロは起きません

気合とか気持ちじゃないですよね。
これらについて形をつくってしまえばよい。
(1)「やれない」こじつけ対象生活の中から除去
「やれない理由」「探して来れなくなる」もう無いから(笑)
自動的に勉強をやる、になる。
(2)気持ちと無関係に、勉強コンベアに自分を乗せる。
コンベアに乗せないと、やりたくないと思っている時間、勉強量がゼロになります。
コンベアに乗せてしまえば、勉強量ゼロは起きません。

*当ブログの筆者の略歴;一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など合格実績東大、京大、大阪大学(医学部・医学科)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医学部・医学科)、筑駒中開成中学麻布中、駒東中など。

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