新聞の社説を読み、要約をかけ。(ドラゴン桜)
社説、入試で出ますがそれはリード文として、それが多いです。
社説が引用され「この話についてあなたの考えを書け」。
こういう形が多いです。
現代文で問われるような読解力とはつながりません。
また、新聞の社説は結論が「無い」ことが多いです。
根拠・論理としては「ふにゃふにゃ」言って(書いて)、明快な結論・具体的な結論はない。
社説は、そういう文が多いです。
(批判を浴びたくないからそういう書き方になります。)
また、「新聞の社説を読み、要約をかけ」(ドラゴン桜)。これだけだと、本人が勝手によみ、(勝手に)要約するだけ。
これで終わります。
第三者の目がないので、読み取りが正しいか、書いた要約文が妥当か、そのチェックがまったくありません。
したがって、「新聞の社説を読み、要約をかけ」。(ドラゴン桜)
これはほぼ何の意味もありません。
「物理は少ない公式が分かっていればそれでいい」(ドラゴン桜)
ダウトです。
公式をみただけでは、なんのこと?となるのが物理です。
一例を出します。
質量m、速さvで運動している物体の運動エネルギーEは
これだけでは「なんのこと?」ですよね。
物理は、レベルの高い、意味のある問題を解いていくと演習の結果「こういうことか」と納得する。
そういう科目です。
なお、物理は普通の教科書だと説明がひどいです。
物理の「教科書」は数学を「使わない」ようにしているので、「逃げた説明」が多いです。ごまかしが多い。
わたしは高2のときに、「物理入門」、「必修物理」、「坂間の物理」のどれかで勉強しました。
(駿台の坂間・山本コンビの本)
教科書の「ごまかし説明」の例を挙げます。
「2つの物体を伸びないひもでつないで、それを自由落下させる」。このとき教科書は「ひもの張力Tは一様なので」と急に言って終わりにしている。
わたしはこれが疑問だったので、前掲書などで勉強しました。
この例に関しては、運動方程式をたてて解くとちゃんと「ひもの張力Tが一様」という結果が出てきます。
また単振動という運動があります。これも「教科書」は微積分を使うことを避けています。その結果、変な説明になっています。単振動とは、天井から「バネ」を釣り下げそこに重りを吊るしてひっぱる、すると重りは周期的に上下運動します。あの動きのことです。そしてその単振動は位置を三角関数を用いて出し、その三角関数を1回微分すれば速さが出てきて、2回微分すると物体の加速度が出てきます。
このことは当時、わたしは自分で導き出しました。(高2の頃)
「物理は少ない公式が分かっていればそれでいい」(ドラゴン桜)
ダウト。
物理は公式だけでは、まったくピンと来ない科目。(公式だけの時点では、「それが何?」という科目。)
物理は、質の高い問題を解いていくなかで「こういうことか」と納得する。そういう科目。
また基礎について、教科書はあてにならない。
数学を「使わない」ようにした説明で、「逃げ説明」が多い。
基礎自体も、わたしもやりましたが、「物理入門」、「必修物理」、「坂間の物理」あたりが良い。
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績;東大、京大、阪大(医学部・医学科)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医学部・医学科)など。