ある程度のレベルの受験をしていれば、模試によって「偏差値の価値」は大きく違う。
体験されてなんとなく感じてはいらっしゃると思います。
ところが、自分は高学歴だと誇って勉強法のことについて語っている、にもかかわらず模試名をまったくいわず、
「偏差値60は~」、「偏差値70は~」などと言っている人達がいます。
しかも「偏差値60は、思考力いらない。慣れや暗記だけで届く」こんなようなことを言ってたりします。
どの模試で(偏差値60)か、という指摘は全くせずに。
高校受験の世界でいうと
駿台の模試の場合、
偏差値61は早稲田本庄の帰国生の合格ライン。
Wもぎの
偏差値61は、多摩大学・聖ヶ丘、東海大学・高輪のラインです。
では大学受験の模試の偏差値72の「価値」も見てみましょう。
進研模試で
偏差値72=東京農工大(後期)60%
河合塾全統記述模試
偏差値72=京大 医学部(60%)、東大 理3、60%。東大 理1「当確」(*全統記述的には)
こうです。
模試が違えば、偏差値の「価値」はこれだけ違います。
また進研模試に関しては、中3か高1で学校のことくらいしかやっていない人がはじめて受けて3科総合偏差値70オーバー。
これは、上位層にいればよく起きています。
わたしもそのころその状態で進研模試では偏差値73かなにか取った記憶があります。(偏差値71~74の間だったのははっきり覚えています。)
進研模試についてはさらに、東大や一橋に入ると「進研模試、偏差値80超えてなかった?」「超えてた(笑)」
これも東大、一橋ではよくある光景です。
(そのランクだと2回目に受けたときとか高2あたりで、進研模試の偏差値80オーバーをとる。わたしもなったことあります。)
高校受験の世界でいうと
駿台の模試の場合、
偏差値61は早稲田本庄の帰国生の合格ライン。
Wもぎの
偏差値61は、多摩大学・聖ヶ丘、東海大学・高輪のラインです。
大学受験の模試の偏差値72の「価値」は、
進研模試での
偏差値72=東京農工大(後期)60%。
河合塾全統記述模試
偏差値72=京大 医学部60%、東大 理3、60%。東大 理1「当確」。(*全統記述的には)
「自分は高学歴だ」「受験生を教えている」こんな感じで勉強法について語っている。
「勉強法のことは自分に任せろ」みたいなことをいっている。
にもかかわらず、「偏差値60は~」、「偏差値70は~」、模試名をぜんぜん言わない。
そういう人達がいます。
ですが、これまで実例もあげたとおり、偏差値の「価値」は模試によってこれだけ違います。
なのにそれをまったく意識してない、知らない、体験したことがない、こういうことですよね?
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績;東大、京大、阪大(医学部・医学科)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。
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