問題
(a+3)(b-2)=(a+3)M
タロウ君はこうおいた。このようにMで置けるのはなぜか。
理由は以下のように説明できる。それぞれの空欄に最も適する文字、数字、言葉、式を答えよ。
「b-2は、bに〔特定の数〕が入る、それに応じて〔b-2 〕も別の〔(丙)特定の数〕となる。そして丙をMと名付けることができるから。」
「全ての偶数1つと奇数1つに対して、(偶数)+(奇数)=奇数。これを証明せよ」
(ちゃんとした解答例)
偶数は2で割り切れるから、整数Aを用いて2Aと書ける。
奇数は、2では割り切れない数だから、整数Bを用いて2B-1と書ける。
したがって、
(偶数)+(奇数)
=2A+2B-1
=2(A+B)-1
これは2で割り切れない数、したがって奇数である。
A、Bにはそれぞれ任意の整数が入りえる。
したがって、上記のことは任意の偶数と奇数に対して成立する。(示せた)
(注意)
偶数を2N、奇数を2N-1とおいて解答をするとそれでは、全ての~の解答にはなりません。
△か×です。
なぜかというと、
偶数の方をX=2N、奇数の方をY=2N-1
として(X、Y)の組み合わせを座標平面上にいっぱいおいてみてください。
そうすると座標(X,Y)は、直線Y=X-1上にしかありません。
「任意の(偶数X、奇数Y)の組(問題で聞かれていること)」なら、座標上に(X、Y)を置いたらすべての格子点がうまらないとおかしいですよね?
偶数を2N、奇数を2N-1とおいて解答をすると、このような「特定の」直線Y=X-1上の組み合わせのことしか言えません。
「全ての偶数1つと奇数1つに対して」への答えにはなりません。
(「すべての組み合わせ」が聞かれたら、ほんとうに「バラバラな組み合わせになるように」、考えないといけないわけです。)
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
国立大学、医学部、医学科=52名(実数)合格。(旧帝大を含む)
早稲田大学
262名合格。(2020年入試での合格者数)
(*複数学部合格をカウントしています。)
慶応大学
173名合格。(2020年入試での合格者数)
(*複数学部合格をカウントしています。)
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