超絶和訳。タレントの破壊力はすごい。英語。

Michael has lived in the U.K. ten years ago.
(あるタレントの和訳)
「UKさんのライブ見ちゃえるよ!」

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<お笑い答案をまじめに採点、説明してみる>
(1)the U.K.
の把握ミスもちょっとすごい。
theを完全に無視していますね。

その「解答」のように、U.K.を人名としているなら
Mr.がつくか
the UKs
となるかのどちらか。
そして
theがついているなら
the UKs
くらいしかない。
そして意味は、「UKさん一家

しかし実際には
the U.K.
という表記。
略語なのはほぼ明らか。
そしてUKどちらかは普通名なのも明らか

このtheの用法とほぼ同じなのは、山手線とか乗っている時の英語のアナウンスを思い出すとよいです。
the Yamanote line
と言っている。
あれと用法が同じ。
使われている単語は「普通名詞」だけど、特定の意味に「固定」するときのthe。
the Yamanote line
となる名詞は、line。これは通名。しかし「山手線」としたい。

the U.K.
the United Kingdomの略で、となる名詞kingdom。これは通名
ただの王国。
でも連合王国」という特定の意味にしたいから、theをつける。
このように理解できていれば知識として丸暗記してなくても、the U.K.とあったらUかKのどっちかはほぼ間違いなく「普通名詞」だなと分かる。

(2)Michael=「みちゃえる」
その訳文のような副詞かなにかなら、倒置くらいしかない。
そして(もし)倒置だったら、主語としてありえるのはyearsくらいしかない。

years (has) lived in Michael

*当ブログの筆者の略歴;
橋大学。(+東大・理2再受験合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。

講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用英語教材をいろいろ作りました。月4回月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。

わたしのやっている家庭教師センターとしての2020年入試での実績。
東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
東北大学、医学部、医学科。合格。(*わたしが担当した方とは違う方。)
防衛医科大。合格。
国立大学、医学部、医学科=47名(実数)合格。(上記を除く)