大学受験のときの志望校の変更のタイミングについて(ネット動画で)語っている「指導者」もいます。
阪大志望を例として言っている「指導者」もいます。
そして、併願がやりにくいから夏前の模試で(あまりに)届いてなかったら、志望変更しろ、みたいなことを言っている指導者もいます。
しかし、そのころはまだ「全統記述」くらいしか実施されていません。
阪大について、全統記述によって合否を測ることはできません。
阪大レベルになると、大学別模試でしか合否判定はできません。
にもかかわらず、このような指導者は「全統記述の結果で、夏前に志望変更しろ」と言っている。
しかし阪大実戦、阪大オープンは夏前後の時点ではまだ実施されません。
つまり、言っていること(基準としているもの)が変です。
阪大の問題は、数学と英語が全統記述模試よりもかなり本格的です。
だから、指導していれば「全統記述の結果で、夏前に志望変更しろ」という基準は言いません。
(阪大は全統記述じゃあ判定つかない、を完全に分かっているから)
阪大志望者を担当したことがない人(指導者)でしょう。
そして、こんな「夏前に阪大志望者も志望校変更しろ」とだけ言って終わりになっている。
(策ないの?「指導者」なのに)
阪大を志望してる、受けたいでも(合格は)無理かも。
わたしだったら
「前期は阪大を受けたほうがいいと思う」
「私立は、関西大の工学系統と立命館の理工は受けてね」
「後期で、北海道大学の工学部はどう?」(または埼玉大学の工学部)
*神戸大学の後期をいわない理由:神戸大学の後期の実質の難易度は、前期の阪大とあまり差がないから。
(前期についても、神戸大にするのは、いくらか挫折感(「自分は逃げた」)につながってしまうでしょう。)
このように、わたしだったら具体的な提案をします。
これで、阪大の工学部志望として、「届かないかもなあ」でもある程度まじめにやっていれば基本的に、立命館の理工は受かります。
ほんと、立命は受かります。
さらに、自分の感触より実はできるようになっていれば、後期で北海道大学の工学部に受かることもあります。
なので上述のような受け方でいき、立命館の工学部は受かった(他は落ちてしまった)なら、進学はしてみて考えればよいでしょう。
なんとか自分を納得させられると思ったならそのまま立命館でやっていけばいいわけです。
仮に「やっぱり立命館じゃ納得いかない(ほぼ2軍以下に感じる、それは承服できない*関西圏で出来る人はそう感じることがわりとある。)」となったなら、休学してもう一回阪大受験をすればいいでしょう。
北大の後期には受かった、というケースになった場合は、「旧帝だからまあいいか」となればそのまま北大でやっていけばいいわけです。
仮に「北大は悩むけど、このままはちょっと」となったら、やはり休学をしてもう一回阪大受験をすればいいわけです。
きちんと指導していれば、そのレベルの生徒さんを教えた経験があれば、こういった(具体的な)プランを、すぐに言うことができます。
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。*進学したのは2名。進学しなかった人の「進学先」:東大・理1=5名。東北大学・医学部=1名。
一橋大学、11名合格。東工大、10名合格。