＊後半に、都立中高一貫校・公立中高一貫校、特徴と注意点もあります。
公立高校・都立高校
「学校ですごくいやなことはほとんど起きない。でも、入った時の偏差値にしては、大学受験が弱い。けっこうな上位高でも、浪人が多い。数字的にも最終結果が弱い。」
私立一貫校
「入学のときは、中学受験偏差値で５０ちょっとでも、その「わりには」大学名をとることが出来たりもする。ただし、そのゾーンの私立一貫高の場合、東大・京大・東工大・一橋はほとんどいない。旧帝大もかなり少ない。私大ばかり。
また、私立一貫校では、校風という「クセ」がかなりある。かなり変な先生も少なからずいる。クセが強すぎる行事や先生によって、メンタルをやられることも少なくない。」
公立中高一貫校、および都立中高一貫校。
公立中高一貫校、都立中高一貫校では、生徒の選抜のときに「学力テスト」はしてはいけないという制度になっている。
（学力テストではなく、適性「検査」をしているという体になっている。）
（＊受験とはかかず、受検。）
でも、私立一貫校は、「テスト」をしている。
たとえば、算数で、１２歳の時点で「三角形の相似」や「面積比」が分かっているのが当然といったレベルの問題も、私立の一貫校だと中学入試で出している。
また「特殊算」も当然のように出している。（特殊算は、本質的には１次方程式や連立方程式。つまり考え方は１２歳の時点で私立一貫校の子たちはできている。）
国語も、栄光中、桜蔭中、聖光中、開成中、筑駒中などは「大学入試に似てないか」という文章を中学入試で出している。
そういったものを全部出来た人が、私立の一貫校の場合は合格者になる。
ところが、公立中高一貫校・都立中高一貫校の「検査」は、読み取りとエッセー（理科の観察やレポート）みたいな問題の比重が大きい。
（そんなテストは大学入試では、ない。）
私立一貫校との「学力差」は気もなってしまう。
大学受験では、上述のような「私立一貫校の中学に受かった人」たちと同じ土俵で競うことになります。
また、公立中高一貫校、都立中高一貫校には、「表向きの軸」と「隠れ軸」の２つがあって、「この学校はどっちをやらせる気なのか」。
（二度手間的になりやすいです。）
表の軸「未来の地域のリーダーを育てます」（それは公言している公立中高一貫校、都立中高一貫校もあります。）
隠れ軸：「公立の」「受験校」をつくる。
この「表の軸」と「隠れ軸」とでは、それを実現するためにすべきことは、かなり違ってきます。
（ちょっと誇張すると、やることが股裂き状態・・・）
公立中高一貫校では、この２つをともにやろうとするので、質の違うことを２つしなければならなくなる。
その結果、公立中高一貫校、および都立中高一貫校では二度手間的なことになりやすい。
なお、入る前も、入ってからも、実は塾にいったり「学校外」の「指導」を受けている人は公立中高一貫校、都立中高一貫校にはけっこういます。
「未来の地域のリーダーを育てる」に関することが受験にはつながらないんですよね。
けっこうジャマになったりもします。
また授業自体も、「公立小学校の研究熱心な先生」がやっている授業みたいになりやすい。
「これで大学入試いけるかなあ？」にもなってきます。
（とくに早稲田、慶応の文系志望だとか、東大・京大・一橋・東工大志望、京大・医学部、旧帝大・医学部志望の場合、「この授業でいけるかなあ・・・？」）
そのため、公立中高一貫校、および都立中高一貫校では入ってからも、実は塾にいったり「学校外」の「指導」を受けている人はけっこういます。
（余談）
そういえば、公立中高一貫校ではなく、国立大学付属が関係する話ですが、わたしが子供のころ地元の先生で大柄でぬぼーっとした公立の先生がいました。
ウド先生っていってる大人もいました。
そのウド先生は、元々は普通の公立の先生だったのですが、国立大学付属の学校に転属になってました。
（あのウド先生で務まってるのかな？）
（国立大学付属小～高って、公立中高一貫校と似た感じがあります。教育制度上も近いです。）
当ブログの筆者の略歴；
一橋大学・卒。（＋東大・理２、再受験で合格。＊再入学はできず。）
プロ家庭教師。
講師歴；サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月４回。
費用は、
英語＝月額で最高でも「７０００円」
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
２０２１年入試。
２５９人中。
東大、８７名合格。
国立大学・医学部（医学科）５４名、合格
＊東北大学・医学部（医学科）、北海道大学・医学部（医学科）を含む。
早稲田大学：２６７人、合格（＊複数学部合格をカウント）
慶応大学：１７８人、合格（＊複数学部合格をカウント）
＊慶応大学は、医学部（医学科）合格８名を含む。
