・AO入試。
私立大学ではAO入試がけっこう増えました。
ただそもそもとして、「第一志望として受験してもらえることがほとんど」、そういう大学は、AO入試はほとんど導入しません。
上位国立大学は、AO型は若干名です。
早稲田、慶応もAO型の比率はかなり低いです。(一部の学部に自己推薦枠がある、それくらい)
一方、関関同立だと、AO入試の比率は、ごく一部とはいえないものになっています。多くの学部で(旧)AO入試を実施しています。
つまり、AO入試自体がそもそも「上位生(最上位生)には蹴られることが多い大学」が、学生の青田買いをする。
現実にはそういうものです。
ということは、AO入試をやっている大学にAOで入るということは
「上位生からは蹴られることが多いというレベルの大学に、高校のときに成績と自己アピールなどで入る」。
(AO入学組って、ユーチューバーとかにもなりそうですよね)
「学力を計るテスト」はほとんど受けていないわけです。
「基礎能力」のチェックはあまり受けていないわけです。
「AOで知名度はある私大へ進学、それは基礎能力の保証にならない」これはもう企業から見抜かれています。
データもあります。
たとえば、マイナビは、何回か「大学への入学方式と就職の内定率の関係」を調査しています。
その結果
2014年卒
一般入試:内定率60.1%
AO入試:内定率45.9%
2015年卒
一般入試:内定率60.1%
AO入試:内定率43.6%
60%対44%
これはもう誤差ではないですね。
「AO入学組は就職で弱い」