公立高校は、究極の部分で「学び」を重視しています。
そして、露骨な競争にはあまりいい顔をしません。
たしかに、学びそれ自体は競争とのつながりはありません。
ただ公立高校(都立高校)のそのスタンスは現実的には問題があります。
生徒は、入ってきて3年たったら、大学受験。
そして大学受験「は」競争。
たとえば、私立高校だったら、
早稲田大学・合格XX名!
東大・合格◎名!
のようにHPやプリント等で表記します。
またその高校内の文化も、「大学受験で少しでも上に受かれよ(とくに文系)」。
ところが公立高校は
(学び≠受験≠競争の文化なので)
公立A高校(HP)
「国公立大学、合格・進学150名」
(実は、東大・合格20名、地方旧帝大・合格合計40名)
公立B高校(HP)
「国公立大学、合格・進学150名」
(実は、東大0人、地方旧帝大・合格合計10名、都立大15名)
この2高が、公立だと
「国公立大学、合格・進学150名」
という同じ表記をしていたりします。
内容にはあれだけの差があるのに(東大+地方旧帝50人差)、同じ「国公立大学・合格150名」という表記。
また、進路指導の方針も公立高校だと
たとえば文系で、一橋と筑波で迷っている生徒がいたとして
「どちらもいい選択(価値に違いはない)」
みたいな「進路指導」になります。
上位私立高校で、こうなりますか?
(絶対と言っていいくらい、ならないですよね。)
(私立高校だったら、筑波の比較対象は一橋ではないですね。「筑波or横国」とかでしょう。)
ところが、公立高校だと
文系で、一橋と筑波で迷っている生徒がいたとして
「どちらもいい選択(価値に違いはない)」
みたいな「進路指導」になります。
けっこうな確率で、公立高校はこういう世界です。
(そんな世界どっぷりでいいのでしょうか?)
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回。
すでに、「ネット指導」も実施しています。(このブログのコメント欄からもお問い合わせ可能です。)
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
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