自分の出身高校まで、ちょろちょろ言ってアピールする指導者もいたりします。
そして、「自分は高校受験をしたから、「私立一貫中」組とは違って普通の受験も知っています」という態度をとっている指導者もいます。
しかしたまにいるのは、私立高が圧倒的な第一志望で、公立高は受けていない(受けたにしろ「落ちてもいいや」)、当人はそういう受験体験という指導者です。
この場合、「自分は私立中組じゃないので、普通です」という感じなのですが、当人の高校受験は
開成高校が第1志望
(*南関東の私立一貫高だと、このランクの学校だともう開成くらいしか高校入試はやっていない)
そして最終すべり止めが、城北高校(または栄東の普通のコースもしくは、巣鴨高校や桐蔭学園。)
こういう受験をしていたりします。
なので、
・公立最上位高に受かるための条件、
・早大学院と都立や公立の最上位高を両方受けた場合どうなるか(どうなっているか)。
・そのパターンの場合「偏差値はどれくらい信頼できるのか(「信頼できたのか」)」。
こういうことはまったく見てもいない。だから知らないのです。
「普通の模試の偏差値の信頼度」という点では、
・公立最上位高が基本的には第一志望で、早大学院向けのこともやって、早大学院も受けた。
・そのときの「偏差値の信頼度」
(公立最上位高についての偏差値の信頼度、早大学院に対しての偏差値の信頼度。)
・大学受験において、早稲田大学、慶応大学以上を第一志望にしている場合(地方旧帝大も含む)、
「普通の模試の偏差値は(判定は)どれくらい信頼できるのか」
この2つはけっこう似ています。
なお大学受験においては、慶医(慶応大学・医学部・医学科)志望だった場合の「偏差値の信頼度」については、
河合塾が、“慶医(慶応大学・医学部・医学科)の合格者は全員、偏差値70以上だった”ということを公表しています。
ただこれは逆に言うと、慶医(慶応大学・医学部・医学科)について、全統記述模試では判定がつかないということでもあります。
なぜなら、判定がついているなら
偏差値XXだと、合格可能性40~50%
偏差値@@だと、合格可能性60%
偏差値**だと、合格可能性80%
このように、「合・否」にわれないといけないわけです。
(割れるから基準として意味を持つ。)
慶医(慶応大学・医学部・医学科)が志望だった場合の「偏差値の信頼度」に関しては
“慶医(慶応大学・医学部・医学科)の合格者は全員、偏差値70以上だった”(河合塾が公表)
「合・否」にわれない。
したがって、慶医(慶応大学・医学部・医学科)について、全統記述模試では判定がつかない。
また医学部以外についても正直、たとえば早稲田の法学部や理工系について、河合塾の全統記述模試では、実質判定はつきません。
(ほぼ無理かどうか、が分かるだけ)
にもかかわらず、「河合塾の全統記述模試の偏差値を持ってきて、早稲田と東北大・北大あたりを比較する」指導者もいたりします。
実勢の信頼度をみていない指導者です。
(指導者でありながら、自分の指導者としての経験から、実勢・実際の信頼度、を言うことができない。)
(ただ他社が出した数値見て、ただなんか言っているだけ。そういう指導者はそんな指導者です。)
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回。
すでに、「ネット指導」も実施しています。(このブログのコメント欄からもお問い合わせ可能です。)
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
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