参考書ルート+学習計画(市販書を先取り・速習)では東大、京大、東工大、一橋などは無理です。
その理由。
市販の問題集などは、一冊を出して、それが多く売れてほしいわけです。
ということは、基本的に内容・レベルとしては、「人数が多いゾーン」向けのものにします。(*「そうすれば」一番多く売れる可能性が高いから)
なので、偏差値でいうと、50~58あたりの人向けのものにするわけです。
(*偏差値は、河合塾の全統模試でのもの)
だからもし、市販の問題集を発行するときに、その問題集に難易度Cのものを30%とか載せると、(本屋などで)立ち読みなどした人から「うわ、きつい。きついのけっこう載ってない?こんなのいらないだろ」と思われて、買ってもらえないわけです。
したがって、市販の問題集は、基本的に難易度Cのものを30%とかは載せない、わけです。
よって、多くの問題集は、ほとんど「偏差値50~58あたりの人向けのものだけ」載せる、となるわけです。
ですが、京大(理系)、東大(理系)、東工大、名古屋大、一橋大、慶応・早稲田の人気学部、などは、そもそも入試で出る問題の質が違います。
ということは、市販問題集@周+学習計画(速習)だと、基本的に質が違うもの(質がぜんぜん足りていないもの)を「早く、何回もやっているだけ」となります。
(それで受かります?)
(そのような、「市販問題集@周+学習計画(速習)で大学は受かる」、というようなことをいっている人が、自分は東大卒、東工大卒、京大卒などといっている場合、わたしとしては「変」、と思います。
というのも、そういう大学を目指し、受験し受かったのなら、ある時期に「河合塾の全統記述では、数学・偏差値67、英語・偏差値68なのに、なんで駿台全国模試(記述式)だと点数も偏差値も上がらないんだ?へぼい点になるときもあるんだ?」みたいなことを高3初期あたりなどに思ったことがあるはずだからです。
「自分のやっていることは、ありがちな、問題を早く正確にだけになっていて、レベルが足りていないのか?」というように思ったことがあるはずだからです。したがって、いわゆる「問題集ルート」じゃあ、レベルがぜんぜん足りてない?!!と思ったことがあるはずなのです。そして「問題集ルート」なんて、届かないんじゃ?と思ったことがあるはず、なのです。*にもかかわらず、「問題集ルート」論をいっている。「その世界にいなかった人」なんじゃないの??)