医学部に合格し、進学するということにまつわる、ある意味のきつさ。
〔実例〕
ある中年女性が群馬大学・医学部・医学科を受けた。1次・2次の合計点は余裕で合格最低点を越えていた、でも、「不合格」になった。
その受験生としては、性別と年齢のさべつで落とされた、と強く思った。そこで、訴えた。
裁判の結果は、“募集要項に、医師としてやっていけると認められるものを合格とする、といった(かんじの)文言がある。そして群馬大学は、この受験者(中年・女性)を最終的・総合的に、医師としてやっていけると認められないから不合格とした。募集要項に書いてあるから、不法行為じゃない”といったかんじで、女性敗訴。
国立大学でもこうなので、とくに私立大学・医学部なら、同じく募集要項に「本学医学部の学生としての適性があると、本学が認めた者」とでも書いておけば、実際問題としては、「なんでもあり」になります。
となると、医学部受験は、各大学の本音はどういうものか?これをある程度の確度では知っていないといけないわけです。
(医学部受験は情報戦、みたいなこといっていながら、そういう「各大学の本音はどういうものか?」は結局のところ知らない指導者、けっこういます。)
弊センターおよびわたしには、各医学部の本音、の情報がそれなりに蓄積されてきました。
生徒さんが医学部を受けて、受かっているので。
わたしも、去年、東北大学・医学部・医学科AO2期を受験された生徒さんに、具体的なアドバイスもしました。
募集は「若干名」程度なのですが、その生徒さんは合格されました。
(わたしのネット指導、英語+数学の去年の生徒さん。)