(記憶に残る生徒さん(2))某武道の名門高、たしかに進学実績まずまずになってきてるけど。うちの先生は精神論と勉強量のことばっかり・・・

某武道名門高、たしかに進学実績まずまずになってきてるけど。うちの先生精神論勉強量ことばっかり・・・
(注:原稿をご家庭には事前にお見せしています。そして掲載の許可をいただいています。)

B君。
通っている高校は、某武道名門高
ただ実質の沿革は、「もともと、その武道「では」有名な、悪(ワル)の学校。ある時からまあまあ出来る子が中学受験や高校受験で最終すべり止めとして受けてくれるようになって、その子たちが大学受験で実績を出してくれたので、「いい学校なんじゃ」と思われるようになって、受験層が上がった。」
Bくんは、「うちの先生精神論勉強量ことばっかり・・・」「そういう先生ばっかりだから、徐々に心のヒットポイントを削られる」ということをおっしゃってました。
学校の言う通りにしてたら、ほどほどレベルのことを大量にやるだけになってしまう。
そのように考えて、わたしたちをお探しになって、ご指導開始となった生徒さんでした。
開始時は、全統模試
いいとき
英語・明治大学はいけるかなあ。数学・慶応(商)には気持ち足りない。

まずいとき
英語・日大か法政ひっかかるかなあ?数学・明治の文系を数学受験には足りないなあ。
高2時点。

高2の梅雨明けあたりから担当しました。
成績(河合塾での偏差値)は、安定感がだいぶ欠けていました。
また、開始時は、有名ハイレベル大学ならよくでるタイプの問題をやってもらうと、ほとんどギブアップ、となっていました。
*やっぱり学校が、標準レベルまでを大量にやらせているだけだから。

高2のおわりごろから、学校から言われたことは、時間の無駄に感じなければまあまあやるけど、「またか」だったら事実上無視。(学校の先生から指摘されたら、「熱でてたんで」。*ウソなんですけど。)

高3になってからは、「(学校に関しては)精神論オジサンがまたなんか言ってる、と思うことにしました」、と。

高2の終わりごろにちょろっと、一橋、東大の話しが出る(できたら受けたい)ようになりました。
この時点であと丸々1年あるわけですし。

ただ、安定感に難点のある生徒さんだったので、指導内容としては、一橋・東大・両にらみレベルだけにはしませんでした。

大学別模試は

東大実戦D判定、東大オープンC判定、本レ模試C判定。

夏以降
東大実戦C判定、東大オープンC判定、本レ模試B判定。
一橋実戦C判定、一橋オープンB判定、本レ模試A判定

夏の大学別模試を受けた時点(返却はまだ)で、Bくんは、「興味のあることからすれば、一橋も十分ありだと思ってますが、あの高校で、学校の言うことを全然聞かないで東大に受かった人間になりたいんです」ということをおっしゃっていたので、現役では前期日程は東大受験決定となりました。
*わたしたちの基準としては、駿台・河合の大学別模試でB判定0回で受けに行くのは、あまり同意できない、なのですが、大前提は生徒さん本人の考え方、なので。

結局
東大(文3)合格。

「あの高校で、学校の言うことを全然聞かないで東大に受かった人間に」なりました。

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(比較的客観的な)科目別、日本最難大はどこだ?!

(比較的客観的な)科目別、日本最難大はどこだ?!

英語
東京医科歯科大
本文レベルは、日本の大学入試で出してOKの天井。基本的に毎年そのレベル。
英文としての難しさ、超長文、専門性のある内容。
そして出る設問はありえるもの(作りえるもの)全部。
早慶だったら、医科歯科大の設問の30%、40%をカットしても入試として機能する。

(次点)
慶應(経済)、一橋大、京大。

英語・最難話しで、東京医科歯科大を出さない塾は医科歯科全然受からせられない塾
また、有名上位国立大・医・医にほとんど受からせられない塾。
英語入試の研究をしていない(塾)、ということだから。


数学・理系
東工大
慶医慶応義塾大学・医学部・医学科

評価として参考にするのは雑誌「大学への数学の出した難易度評価
難易度評価B問題がほとんど出ず、難易度評価C問題だらけなので、平均難易度最難は東工大
難易度評価D問題の出題頻度から、慶医(慶応義塾大学・医学部・医学科)も入る。
*東大は「難易度D」問題(by「大学への数学」)はほとんど出ず、また「(やることの多い)難易度B」が出ることが多いので、大問1つの平均難易度はそこまで高くない。

数学・文系
早稲田大学商学部
一橋大

早大(商)は、〔1〕の小問集合からして、昭和大・医学部とほぼ同じ難易度の年が多い。
そして〔3〕は、たいていの受験生は「手が付かないor解いたが✕」。一橋は、そのレベルとしてやってきた人なら完答できてあたりまえという大問は平均では1つか2つ(全5問)。(東大・文系は、2完は出来て当然・難易度B問題が2つ、という年が多い。(全4問))

国語
京大
同志社大・経済

物理
慶医(慶応義塾大学・医学部・医学科)
京大
東大

慶医は、高得点はかなりとりにくい年も多い。京大は、本当に分かっていないと、当人は出来たつもりだが大問1つ丸々✕になるという問題も出してくる。(東大は無理やり複雑にした融合問題を出してくることがある。しかし、質的な難しさとは言えない。)

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下位私大は。。。。教授のレベルも。。。

今日は昼間は時間があったので、あるコンテンツを見ていました。某私大の教授に対して、「いけたらいくよ」って英語でだとどういうんですか?という質問が飛びました。そしてその教授(語学系)は米語口語と直訳を混ぜた、変な英文を言っていました。(語学くらいしかうりがない下位私大だと、教授も・・・)

「行けたら行くよ」

<それなりに適切な言い方例>

「If the case at the time/moment permits.」

*ここのthe caseは、「自分の実情」

*(硬い直訳)そのときの自分の実情が許可してくれたらね。

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学校・塾を選ぶ時のポイント。

学校・塾を選ぶ時のポイント。

(1)合格実績の「ボリュームゾーン」がどこなのか。
国立大学でみたほうがいいです。
慶應、早稲田は1人で学部数を相当受けられるわけですし。
学校や塾の実力は、国立大の合格者数で(見る)。
旧帝大理系ボリュームゾーン1つになっているのかどうか。
(それで見るのをおすすめします。)
たとえば、東大・理3x1、防衛医科大x1とかの場合は、それはたまたますごくできる子が1人だけいた、なわけですし。
(それだと、それはその学校なり塾の功績とほんとうに言えるのか?)

生徒をちゃんとできるようにすることのできる学校や塾ならば、旧帝大理系ボリュームゾーン1つになっているものです。

(2)「精神論、量やれ」になっていないかどうか。
これは、その学校なりその塾ノウハウがない証拠です。
しかも結果がふるわなかった生徒について「やり方が足りてない」と言い訳する予防線を、もう張っている。

ノウハウを持っていれば、精神論や「量やれ」とは言いません

(3)独自基準を持っているかどうか。
だめな学校や塾は、大手予備校のものの引用ばかりします。
あとは雑誌「ダイヤモンド」で~~な記事がーー、とか。(ヤフーニュースの引用とか)

教育(勉強・受験)の仕事について真剣ならば、実際の経験が蓄積されていきます。
余所からの引用ばっかりなんてしません。
独自基準を持っているかどうか。
だめな学校や塾は、大手予備校のものの引用ばかりします。
あとは雑誌「ダイヤモンド」で~~な記事がーー、とか。(ヤフーニュースの引用とか)

自分の経験が蓄積されていない教員、講師。

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中学受験、大学受験、情報スピード、鮮度に、ご注意。

2024年のいま、中学受験が「バブル」だ的なことをいっている論者、塾関係者は持っている情報が相当に古いです。また、経験が足りていません。「私立中学受験バブル」は、2005年ごろです。そして2008年あたりには、そのバブルは沈静化し、「元に戻りました」。したがって、2023年や2024年に「私立中学受験バブルが~」などといっている人は、事実誤認をしています。ご注意ください。

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記憶に残る生徒さん(1)通っているのは「スポーツ高」。(早稲田大学には受かりたいけど・・・)最終合格先は?

記憶に残る生徒さん(1)通っているのは「スポーツ高」。(早稲田大学には受かりたいけど・・・)最終合格先は?
A君
親御さんのある方針もあって、高校受験で受けたのは3校だけ。そして第3志望の私立高に進学しました。
A君の学校は
校則が多い。(細かい、項目も多い)(校則がうるさい。)
体育の授業はまず格好のチェックから始まる。
登校時や朝以外も先生がなにか注意している、「命令している」ことが多い。
(決まり・チェック・注意。)

*なのに、近所の個人の酒屋には「@@高の生徒、おことわり」という張り紙がしてある。(ソフトドリンクもいろいろ売っているのに)

特進的なクラス(Aくんはそちらにいた)に対しては、
「やる気出せ」
「なんでこんな偏差値なんだ」
「このクラスにいる自覚を持て」

なお、Aくんの高校は「ある運動部」が強い高校です。
その運動部のレギュラーの何人かは、その部の監督が中学へいって「スカウト」もしている。
部活動での事実上の推薦、スポーツ枠がある高校。(私立高校)
たしかにその運動部に関して、その高校の名前は20年くらい前からわりと良く聞きます。

つまりは、スポーツ学校だった私立高が、「特進的なクラス」も設置してむりやり進学校化しようとしている。

Aくんは、「うちの学校は、こいつらはチェックしないとろくなことをしないみたいに生徒を信用してないし、体育教師みたいな人ばっかりだ」
といやがっていました。
*その私立高は、たしかに「(わりと)ヤンキー高」。
*めだたない子の多くは、部活してるわけでも、勉強しているわけでもないという感じだとのことでした。
その高校全体での進学実績も、早稲田は重複でも8名とか。早稲田合格者は実数だと3人?
地方旧帝大かそれ以上の合格者は全くいない。(気をはいているのは「その部活」だけ)
(そんな私立高でした。)

Aくんの高校は進研模試の実施回数も多めでした。
また高校の授業については「(特進的なクラスとはいっても)ちょっと変な人が次々問題出しているだけみたいな感じで、わかってきたみたいな楽しさはないです」
というようなことをおっしゃってました。
(Aくんは「先生たちは顔やしぐさが変な人が多い」「生徒を使ってストレス発散してるみたいにみえる先生がわりといる」、みたいなこともおっしゃってました。)
定期テストもたしか「ひたすら小問集合」みたいなタイプだったと思います。
(英語や地歴で「高校のテストの問題とは思えない、点をとらせるための問題」も出ていた記憶があります。)

こんな高校にそのまま乗っかっていく気にはまったくならないということで、わたしたちをお探しになり、ご指導開始となりました。
指導開始後には、進研模試に関しては数学で何回か満点となりました。(数学の偏差値は、80オーバー)

ただAくんも私も「進研模試だしねえ・・・」といった感じでした。あと「先生(=私)のプリントと違って、進研模試のは問題が面白くない。進研模試の問題は、あーそうかみたいのがないです」といったこともAくんはおっしゃってました。

英語、数学をわたしがご担当し、日本史はアドバイスをしていました。

高2あたりまでは、早稲田の興味のある・納得できる学部に行きたいといったご志望でした。
高3になってから、できたら阪大か(東北大か)一橋か東大にいって、心理学とか社会学みたいなことをやりたいということになってきました。
(Aくんの中でも手ごたえが出てきて、一橋や東大も意識し始めたのだと思います。)

そこで英語、数学に関してはどちらかというと一橋を意識したものにし、(問題自体は一橋が一番インパクトがあったり、非定型問題の比率が高く、きついので。)また地歴の2科目目についてもアドバイスをいたしました。
つまり、英語・数学をがっちり仕上げて(わたしが担当)、地歴は効率よく、という方針にしました。

こうして、
数学、英語はわたし。
日本史は自学。(アドバイスはしていました。)
(秋や冬は、日本史についても、東大の過去問添削もわたしがまとめて実施しました。「日本史の添削回」を設定しました。)
地歴2科目目は予備校。


この形でやっていきました。
英語についてはこのころになると、東大形式・東大対策も重視しました。
要約問題、リスニング、和訳、自由英作文、「総合」。
ただし、一橋のことも意識して、和訳問題、自由英作文、「総合」の問題レベルは、東大本番より上のもの。
そういった教材も使用しました。
英語・週4時間(以上)、数学・週2時間(以上)。たまに英数どちらかの回を、「日本史の添削回」に振り替える(時間が余りそうなら古文演習も)。
このようになっていきました。

東大型模試の結果はたしか、

東大実戦C判定、東大オープンB判定(なんとかB判定だった記憶があります)、本レ模試(東進)B判定
それ以降は、
東大実戦、東大オープンB判定、本レ模試(東進)A判定。
夏よりあとのB判定は、わりと順位が上のB判定だった記憶があります。


最終的に受験については、東大が不合格、後期の一橋も不合格で、早稲田がすべり止め学部しか受からなかった場合は考える。
このパターンの受験結果だった場合は、浪人も考える。
(わたしに対して、「前の年度の時点で、次の年度の家庭教師の予約とかできますか」といったこともお聞きになっていた。)

前期日程は、東大(文3)を受験され、合格されました。
(たしかその高校からのその年の東大合格者はAくん1人だけだったと思います。)
地方旧帝大はいなかったような記憶があります。

ある高校(ヤンキースポーツ高がむりやり進学校化しようとしている高校)、その高校からの唯一の東大合格者はわたしの生徒さん。
有名なのはある部活だけ。
早稲田に重複でも8名しか受からない「特進」。(旧帝大以上はゼロ)
英数をがっちり固めること、また日本史の添削、これら3つを私が担当。
その学校からの唯一の東大合格者。

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塾や学校の実力の測定法。

塾や学校の実力の測定法。
(1)東北大(工)など、地方旧帝大・理系合格ボリュームゾーンの1つなっている
地方旧帝大・理系合格合計で50人など。

(2)阪大合格ボリュームゾーンの1つになっている。

(3)東大、京大、東工大、一橋毎年一定以上の人数、受かっている。
*毎年それなりの数、「それなりの率で」受かっている。少なくともこの4大学合計で50人弱とか受かっている

(4)高3、浪人生の実数を(分かりやすく)公開している
(無名の)地方私大まで、実績ずらずら書いている、なのに高3、浪人生の実数ぜんぜん表記していない、そんな塾もあります

上の(1)~(4)の3つに当てはまっていれば「あり」な塾・学校です。
当てはまっているのが「2つ」だと、ちょっと弱いかなあ。
(数値的には上記のような基準を満たしていて、「やらせる」学校だけど、自分自身は、数学・英語でバタバタしているはっきり成績が上がっていかない(模試で)。そういう場合は上記のような基準を満たしている「ありな」塾にいく、学校以外の、上記のような基準を満たしている「ありな」指導を受けることも候補にいれてみてください)ちなみに、弊センターの生徒さんは、第二志望だった中高、第三志望だった中高に行っている、そういう方もけっこういらっしゃいます。

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