学歴コンプレックスは気持ちの問題だ、そのあと稼げれば差はない?

「学歴コンプレックスは人生の早いうちに自分で思い込んでしまっているようなものだ。いい年齢になって大きな仕事をできたり、稼げれば学歴は関係ない。」
こんなようなことを言っている人達もいます。
ダウトです。
日本においては、学歴によってスタートラインが違います。
また学歴によって「平均年収」にもけっこうな差があります。
厚生労働省の調査では
平均賃金は
高卒男子=291万円大卒・院卒男子=400万円、です。

また、就職だけをみても、学歴によって就活の負担感、結果が相当にちがいます。
弱い私大だと、プレエントリーなどで落とされまくります。前にも書きましたが、ある金融の会社とある業界では「会社説明会」の申し込みさえ「いっぱいです」となってはじかれます。
一方、東大・経済、一橋の場合相当の割合が有名1部上場企業に就職が決まります。
私の先輩、同期、後輩は97%が有名1部上場企業に就職しています。
一橋の社会学は他大でいえば文学部です。でもそんな社会学部」から都市銀行に就職が決まった人もいます。
こういう差が実際にあります。
また若いうちに重要な仕事や新規の仕事を任せてもらえるかどうか、これも学歴が関係はします。
学歴があると新しい仕事や研究的な仕事を任せてもらえる可能性があがります。
私の父はある旧帝大の工学部卒です。父も若い時点で開発的な仕事を任されていました。
父の大学の同期の方はもっと優秀だったので、ある企業の中央研究所に配属になり、仕事をしながら論文を書き、博士号をとっています。
理系で学歴が高い場合企業で研究職に配属になる⇒仕事をしながら論文を書く⇒博士号を取得
これはいまでもわりとよくあります
また文系的な職場の場合は、学歴が高い社費留学できる可能性が上がります。社費留学しているのは最上位の国立大学の人が多いです。それで社費MBAを取得したりしています。わたしの知人にも、高学歴⇒社費留学⇒MBA取得は複数います。
このように、学歴が弱い=仕事の経験を積めない、学歴がある=重要な仕事や新規の仕事などを若いうちに任せてもらえる。
キャリア形成にも差が出ます。
学歴がある=重要な仕事や新規の仕事を任せてもらえやすい=社内でのキャリア・実績が上がる(例;博士号を取得。社費でMBAを取得)=昇進しやすい。
学歴が弱い=重要な仕事を任せてもらえにくい=社内でのキャリア・実績はあがりにくい=(昇進しない)

学歴コンプレックスは気持ちの問題だ、そのあと稼げれば差はない?
合ってます?

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当ブログの筆者略歴
一橋大学・卒。(+東大・理2再受験合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績東大、京大、阪大(医学部・医学科)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医学部・医学科)など。