パズル・解説・答え。

(1)真ん中を通るタテ・ヨコ・ナナメの合計4列について考える。
f:id:ak1kbs:20200105010035p:plainまた、真ん中の数をXとする。
それ以外の数をA、B、C、…、Hとおく。
さらに一列の和をKとおく。
すると、その4列の和は
4X+A+B+C+…+H=4K
(*;真ん中の数は4回足される。それ以外の数は1回ずつしか出現しない。)
3X+(X+A+B+C+…+H)=4K
(*;X+A+B+C+…+Hとは、9個の数が1回ずつだけ出てくる、それの和。つまり3列分の和のことである。)
3X+3K=4K
3X=K
したがって、一列の和(K)は真ん中の数(X)の3倍。

*;「一般論」で考えているから、この問題に限らず一般に成り立つ。
*;つまり、ほかの数字の組み合わせについても、「一列の和=真ん中の数の3倍」
*;小学生が解く場合、Xは出てこない。しかしそれも本質的には「一次方程式」をやっている。

(2)(1)により一列の和は「2」の3倍つまり「6」と分かった。
それを満たすようにマスを埋めていくと以下のようになる。
__-2__
__.2__
-1_6__

__-2__
__.2__
-1_6_1

3_-2__
__.2__
-1_6_1

3_-2_5
__.2__
-1_6_1

3_-2_5
4_.2_0
-1_6_1

*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績;東大、京大、阪大(医学部・医学科)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。