国立大学の医学部への勉強法について語る人たち(ちょっと注意喚起)英語、数学。

この8年か6年くらいでしょうか、国立大学の医学部の受験に関する勉強法ということをネットで言う人は増えました。
ただ
・国立大学の医学部の受験に関することをかなりの回数言ってるのに、本人の学歴を言ったことがない。
・関わった人が受かった大学の名前を書かない。国立大学の医学部は~と一般論ばかり。
センター試験の話が多い。2次試験のことは出てもちょっと英語の話。数学の話、勉強法の話は出ない。
(出したときも「標準問題集を@周~」みたいなことしか言わない。)
旧帝大の医学部・医学科の話は出ない。
それで、国立大学の医学部へのルートは~、勉強法は~と言っている人が多いですね。
(A)本人の学歴。(を言わない)
(B)関わった人の合格大学名、行った大学名。「@@大学・医学部・医学科」。(を言わない)
(C)旧帝大の医学部・医学科の話、どんな勉強法で受かったのか。(を言わない)
それらがないというのはどうなんでしょう。
また、(A)~(C)のほとんどに当てはまってしまっているような人(論者)は「国公立大学・医学部」と「旧帝大・医学部」をきちんと区別しません。
ごっちゃにして話しています。
(そういった人たちは、到達すべき基準、勉強法についても、旧帝大と国公立大をごっちゃにして話しています。)
読み違いを狙っている可能性もかなりあるので気を付けてください。つまりその論者が関わった人が数人国公立大学」医学部に受かったことがあるだけなのを、「国立大学・医学部は~」「国立大学・医学部は~」と連呼することで、旧帝大もふくめて受かっている、そう読み違いをさせ、印象操作をねらっている。
国公立大学・医学部は、「大学受験で数学を捨てはしなかった」人が30歳くらいになってから再受験しても受かったりもします。
具体的には、早稲田の商学部政経、慶応の商学部などを卒業し(つまり文系)、30歳くらいになって医学部再受験をした人、国公立大学・医学部ならそういう(私立文系卒)の人でも受かります。
一方、旧帝大の医学部・医学科はそれだときびしいです
なお、勉強法について先述の(A)~(C)に当てはまってしまっている論者は「標準問題集を@周まわせば、国立大学医学部に受かる」などと言います。
わたしはそんなことは「こわくて」言えません。そんなことで合格の確約なんてできません。
まず、地方国公立医科大も、その基準では危険です。数学、英語で点数が低調で落ちる危険性がかなりあります。
さらに、金沢大学・医学部、新潟大学・医学部も「標準問題集を@周まわせば」では無理です。数学難易度C問題が出る頻度が上がっています
さらに金沢大学は、英語で全問「英・英問題」を出したこともありますから。「英・英問題」とは設問文も「本文」もすべて英語で書かれている問題のことです。そんな問題は「標準問題集」にはほとんど収録されていません。正直、「標準問題集を@周まわせば、国立大学医学部に受かる」と言っている人たちは生徒さんを持っていない人たちだと思います。
国立大学・医学部の本気の受験生を「教えていれば」、普通地方国立大学、地方国公立医科大学国立大学伝統校金沢大学新潟大学など)、旧帝大それらをごっちゃにする、きちんとわけて実態をみて考えない、それはありえないですから。

ak1kbs.hatenablog.com

*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師

ネット指導用英語の教材をいろいろ作りました。月4回月額7000円5000円)あたりの予定で考えています。)
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など