NGな塾、NGなオンライン塾、NGな家庭教師センターの特徴〔改定版〕
(1)塾長、講師が「大手での勤務歴のことを全く言っていない」
*その塾のほとんどの講師に、大手塾での勤務歴がない。
(2)市販の問題集のことばかり言う。
*「市販の問題集パーフェクトでどこでもいけます」
*でもその塾の実績を見てみると?
(3)学校比較のことを言うことが多い。
*そしてその基準はいつも偏差値。
(4)オリジナルテキストのことをほとんど言わない。
*「小規模塾でオリジナルテキストのところはほとんどない」などと言う。
注:これは事実誤認。(たちの悪い言い訳です。)
(5)1ヶ月標準は60分X4なのに、それで払う額の全額を計算すると6万円超などになる。
*月に「240分で」総費用が6万円を超える。
*「生徒管理費」「スケジュール策定費」などの変な請求項目がある。
以下解説をしてみます。
(1)塾長、講師が「大手での勤務歴を言っていない」
大手での勤務歴がないと、経験をあまり積めません。
「最初から」「個人塾」、「最初から」「オンライン塾」経営だとどうなるか。
まず「講師」の場合、プロなどといっていても、それはなんだか受験業界にはずっといる(ただの)オジサン。
また塾の側も「大手にいくのを躊躇している人たち」ばかりを相手にすることになります。
そしてそのタイプの塾は、やっていることも、「中学の定期テスト対策」「偏差値アップ」、「近所のそこそこの進学校への合格」
こういったことばかりになります。
たとえば
「(地元の)XX高校、合格@人!」
「偏差値、@@アップ!」
「(旧)センター型、@@点アップ!」
たいていこうなります。
みなさんの地元の個人塾などは、だいたいこういう宣伝をしていませんか?
これで分かるように、指導している層がかなり限られている。
そして東大合格が1人いると、その同じ生徒さんの東大合格のことを何年も言っている。
(または単年度での合格実績を表示しない。積算・累積の形だけで言っている。)
(単年度の実績が弱いから。)
だいたいこうなります。
大手での勤務歴を言っていない(=大手塾ので勤務歴がない)それで最初から個人塾・個別塾だと、高いレベルの指導をする機会が少ないのです。
いちばん早く見るなら、その塾などの「合格実績」を見るのがやはりよいです。
(2)市販の問題集のことばかり言う。
こうだった場合、その塾やオンライン塾は指導に関して真剣でない。
オリジナル教材のことをいわないことに関して
「小規模塾では、オリジナル教材作成しているところはほとんどありません」
「市販の問題集パーフェクトなら、どこでも受かります」
そんなことを言っていたりします、しかし実績をみると東大(理系・文系)、慶応大学・医学部・医学科、旧帝大・医学部などの合格実績は「ない」。
指導に関して真剣なら、「市販のものだけでは無理だな」とやりはじめて2年くらいでもう気が付きます。
そして真剣なら、オリジナルの教材やプリントを作り始めます。
(わたしの場合、大学生のときはじめてやった家庭教師のときも、オリジナルプリント作ってました。)
(3)学校比較の話が多い。そして基準はいつも偏差値。
これも受験に対して真剣でない。
でなければ、高いレベルの生徒さんを受け持つことがほとんどない。
以前から言っていますが、東大、京大、東工大、一橋出身者は、「偏差値で受験を判断しません」
「普通の模試(四谷の合不合、河合塾の全統記述)の偏差値じゃあ合格可能性なんて計れないよ」。
かなりの確率でこう思っています。
大学受験の場合、全統記述で総合偏差値69、得意科目は偏差値73などをとっても「全統記述だしなあ」。
いにしえのわたしの受験のときも周りも自分もそう思ってました。そんな雑談してました。
またいまの生徒さんたちも、こんな感覚です。
(「この感覚」の人=東大、京大、東工大、一橋合格者、です。)
また生徒さんの志望がある程度高かったら、もう河合塾の全統記述では判定はつきません。
受験指導に関して真剣、ちゃんと責任を果たさなきゃ(第一志望に合格させないと)と本気で思っていたら、指導者は「偏差値では」学校をみません。合格可能性を計りません。
偏差値で見てても意味がないと分かるから。
(そもそも指導者が高学歴だったら、自分のときの受験の実感でもそれは分かっている。)
偏差値で大学比較をするのは、Sランクの大学受験を経験しなかった、ランキングおたくです。
論者が高学歴だったら、受験のときの実感で、「あるレベル以上の」大学については、(普通の模試の)偏差値では判定なんかつかない、と分かっている。
だから偏差値は持ち出しません。
(4)オリジナルテキストがない。
指導について真剣でない。
本当に合格点を取らせる、これを強く思っていない(指導者)。
「第一志望に受からせる、東大や旧帝大・医学部に受からせなきゃ。早慶のメイン学部に受からせなきゃ」
これを指導者として本気で思っていれば、ただの量だよりなどはしません。
数学にしろ、英語にしろ生徒さんがひっかかっている、またはいつもこのタイプの問題だとできない、それをみて「じゃあどうしたらそこをクリアできるか」
これを考えます。
しかし真剣でない指導者、能力のない指導者は「量が足りない」と言います。
*こういっておけば、その指導者に工夫はいらない。
実は必ずしも量不足が原因ではありません。
「その考え方に納得がいっていない」「頭の使い方が不適切になっている」。
ですから、改善させるには「そこ」をクリアするものが必要なのです。
それには既製品では無理です。
だからオリジナルテキストを作るのです。
なお、「小規模塾では、オリジナル教材作成しているところはほとんどありません」などと言っている個別塾、オンライン塾などもあります。
しかしそれは事実誤認です。
とくに算数・数学の単科個人塾は、オリジナル教材を作って使っているところがけっこうあります。
わたしの指導でも、英語、数学両方でオリジナル教材をよく使っています。
そしてわたしの数学のオリジナル問題は奈良県立医科大や東大文系で的中しています。
(5)「管理費」「スケジュール策定費」などの変な請求項目がある。
お金をとる理由づけをしている。
わたしがかつて所属していた家庭教師センターにも、今のわたしの家庭教師センターにもこんな項目はありません。
私は家庭教師業を16年やっていますが、「管理費」「スケジュール策定費」など一切設定したことはありません。
自分が関わった家庭教師センターでそういった項目を設定しているのも見たことはありません。
ですから、実は不要な項目です。
「生徒管理費」「スケジュール策定費」などの変な請求項目がある。=お金をとる理由づけ
こう見ていきますと
・塾長、講師が、大手塾での勤務歴を言っていなくて
・市販の問題集のことばかり言っていて
・学校のことはいっつも偏差値が指標で
・オリジナルテキストがなく
・「生徒管理費」「スケジュール策定費」などの変な請求項目がある
こんな塾、オンライン塾があったら、そこはどういうものでしょうか?
受験や生徒さんの合格に対して真剣でなく、市販の問題集をたくさんやらせるだけで、高学歴の人間の経験をしておらず(偏差値盲信してしまっている)、オリジナルの教材を作る気がなく、金をとる理由づけはしている(「管理費」「スケジュール策定費」などの変な請求項目)。
(頼みますか?)
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。*進学したのは2名。進学しなかった人の「進学先」:東大・理1=5名。東北大学・医学部=1名。
一橋大学、11名合格。東工大、10名合格。