今回は記憶に残る生徒さんの話しをします。私は以前はサピックスの講師でしたが、それをやめて個人指導にシフトしました。その初期のころに受け持ったある生徒さんの話しです。この生徒さんは受験校ではない私立高校出身でした。「大学を受けることにした」ということで浪人になり、私が指導することになりました。
この生徒さんは、受験高の出身ではないわけです。ですが、英語を指導していくうちに、「ある2つのことから」東工大を受けたら受かるかもしれないと私は思いはじめました。
それでこの生徒さんに東工大受験を勧めてみました。もちろんしばらくは生徒さんの反応は「無理です、無理です」というものでした。
ですが最終的にはこの生徒さんは、東工大を受験し、合格されました。
この生徒さんが、大学受験後、学校の先生に報告しにいったところ驚かれたとのことです。というのもこの生徒さんの出身高は、受験高ではない。東工大レベルの大学への合格者は長い間ほとんどいない学校でした。そこから「大学受けることにしました」ぐらいの始まり方で、結局東工大にうかって挨拶にきたわけですからね。そのころの時点でも、わたしは各大学に対するノウハウは持っていました。一対一で指導しているうちに、この生徒さんは(私の持っているノウハウの)「ある2つのことから」東工大に受かる可能性がある、とわたしには思えたので、東工大受験をお勧めしました。そして合格されました。
*当ブログの筆者の略歴;一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。合格実績;大阪大学(医・医)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医・医)、東大、京大など