マイナー学部・専攻の修士(東大の新領域)、AO入試の人が企業からどう見られているか。

マイナー学部修士東大の「新領域」とか)という経歴の人はだいたい実態・本音としては、「メジャーな研究科の院試は自分には無理そうだし。でも有名大学の院卒にはなっておこう」
こんな感じです。
そして事実、メジャーな研究科(修士)の試験には落ちた、またはメジャーな研究科(大学院)の院試を受けることを回避した

また、AO入学の人の場合は、一般入試を受けていない

まとめると、例えば東大の新領域のようなマイナー学部の修士の人、AO入学の人というのは
メジャーな学部の院試
一般入試

それらを回避した(それから逃げた)人たちです。

つまり、東大の新領域のようなマイナー学部の修士の人、AO入学の人というのは(最後の部分で)基本的に「たいていの人が行き、人数が多い、きびしい競争」そこから逃げるタイプの人なわけです。

こうなると、企業にとっては困ったタイプの人になります。

インフラ(ガス、電気、水道)のようなほとんどお役所な企業以外、普通の大企業は「ボリューム層に対して営業をかけて、多くのボリューム層から自社を選んでもらう」
これをやらないと大企業としてはやっていけないわけです。
それができないと売上、利益が確保できない。

つまり、たいていの民間企業は「一番人数が多い消費者層に営業をかける」、狙っている他社が多い消費者ゾーンで営業をかけて選んでもらって、買ってもらうという結果を出さなければいけない、それを達成しないと企業としてやっていけない。

さて、メジャーな学部の院試から逃げた人(たとえば東大の「新領域」の修士の人)、一般入試から逃げた人AO組)が、「狙っている、しかし他社も多い消費者ゾーンに営業をかけて自社を選んでもらうという結果を出す」
そこから逃げないという保証はあるでしょうか?

そう考えると、マイナーな学部の修士(たとえば東大の「新領域」の修士の人)、AO入学の人(一般入試から逃げた人)は企業にとっては魅力のない応募者(就活生)なのです。なぜかというと、院試、学部入試のときに「メジャーで競争相手が多い場所から逃げた人」だから。
(*ガス、電気などのお役所みたいな会社を除く。)