国立大学の医学部に関して「語って」いるけど。実は差のつくポイントの話をしていない人達。勉強法。英語。

この10年くらいの大学受験界の特徴は、東大と国立大学医学部への関心が高いことでしょう。
直接は受験関連ではない媒体に受験関連の記事などが載ることも増えてきました。
また、大学受験の勉強法についてネットや書籍意見をいっている人はかなり増えてきました。
しかし、自分の学歴大手での指導歴についてほとんどなにもいわずに、勉強法について語っている人達もいます。
そして、自分の学歴大手での指導歴合格実績、この3つをちゃんと公開していない人達が言うことは精神論的なことが多かったします。また基準がおかしいこともあります。
国立大学の医学部の受験について言っていても、その基準ではぜんぜん受からないのではというようなことで止まっていたりもします。
そんな勉強法でやっていても、(医)受験を断念になるケースが多いのでは、そういう内容や基準だったりもします。
(例;センター試験の話ばかり「標準問題を解けば受かる」と甘すぎる基準。←*「標準問題」だけ旧帝大医学部うかる可能性はほとんどありません。)

また、学歴に関して言えば、東大、京大、一橋などの出身者は、大学受験のとき、受験したのは「東大か京大か一橋」と早稲田、だけ。中堅私大はまったく受けていない。
そういうケースもけっこうあります。
出身大学のことをふせて大学受験の勉強法について語っている人達というのはけっこういます。
しかしそういう「語っている」人が、何らかの形で中堅私大出身と判明。
それで(実は中堅私大出身で)、東大京大一橋国立大学の医学部への勉強法について「語っている」
なかなかですよね。
くりかえしますが、東大京大一橋などの出身者は、大学受験のとき、中堅私大を受けてもいない
こういう人もけっこういます。
受験の勉強法について語っている人達中堅私大出身ということは、その人達が受験生の時できたのは、英語暗記型の社会の2つだけ。(文系の場合)
また英語についても、国立大学と私立大学では出題傾向がかなりちがいます。
慶応(法)や早稲田(法)は私大の中ではランクがかなり上です。ですが出題された現物をみると、特に慶応(法)英語では「記述問題が一切でない」年もけっこうあります。
ですから、慶応(法)出身者さえ記述式の英語の問題をほとんど解いていないわけです。
入試で出ないので、記述式の本格的な英語の問題を解けなくても、慶応(法)には受かる、わけです。
早慶も含めた私立の英語はそうである一方、東大京大一橋東工大出身者の場合は、「ほとんどが記述式」の英語の試験を受けているわけです。
そして、それで合格点をとっているわけです。
国立大学の場合たいてい、和訳問題英作文記述式で、問題もヘビーです。
(ヘビーさの典型は、京大の和訳問題と一橋の英作文です。)
そして、旧帝大医学部国立大学医学部を志望した場合、入試のときの英語は基本的にすべて記述式、です。
さらに近年は、旧帝大ではない国立大学でも一橋のような英作文がよく出されるようになってきています。一橋のような書く分量が多い、または「意見表明」型、そういう英作文を出す大学が増えてきました。
「意見表明型」英作文=「~~についてあなたの意見を、理由とともに@@@語前後英語で書け。」というタイプの英作文の問題。
一橋大学大阪大学早いうちから出題していました。その後このタイプの英作文を出す大学が増えました近年では普通の地方国立大学でも出題されます
しかし、私立入試ではそんな英作文はほとんど出されません。
私大出身者は、そういう英作文をほとんど「やっていない」わけです。
国立大学の医学部志望の人にとっては、そういう分量が多い、または「意見表明」のタイプである「英作文」がかなり肝になってきます。
指定語数が「多い」ので論理の運び方の正確さが要求されます、またそもそも語数が多いので「ミス」・減点の危険性が(かなり)上昇します
そしてこういった英作文は、私立大学ではあまり出されません。しかし近年は、普通の地方国立大学でも出題されます
国立大学医学部志望者にとっては、そういう英作文がキーになってきます。
対策が遅い、対策が甘いと採点された結果「いろいろ減点」されていてはっきりビハインド
これもかなりありえます。
*当ブログの
筆者略歴一橋大学。プロ家庭教師。講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。合格実績東大京大大阪大学(医・医)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医・医)、など。
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