学校別模試、実戦模試(駿台)、オープン(河合塾)の精度。C判定、D判定の違い。

学校別模試、つまり、実戦模試(駿台)、オープン(河合塾)の精度。

結論から先にいうと、「学校別模試」「冠模試」のB判定、C判定あたりはいくらか「ブレ」ます。
また東大・文1については、「学校別模試、つまり実戦、オープンで3回とかA判定を取っていたけど落ちた」。
東大・文1に関してはこれも起きてはいます。

ただ、「複数回、学校別模試でD判定をとった」または「重要な時期に学校別模試、つまり実戦模試(駿台)、オープン(河合塾)でD判定をとった」。
これはほとんどの場合、受験校を変更します。
B判定、C判定あたりまではいくらかブレますが、D判定は事実上「受けるのやめなさい」です。
D判定から受かるのは「例外」です。下限は「C判定」です。
大手予備校が大学別模試についてやっている判定は、過去の大学別模試のデータ、直近のデータをみて合格者・不合格者をプロットして、カットラインを見ています。
つまり実績値、実際の合否分布(追跡調査による)からみています。
したがって「D判定」は「ほとんど受かりません」「そういうデータが蓄積されていますよ」、です。
ですから、D判定は「受けるのをやめなさい」です。
関西でいうと、「京大志望、でも2回または秋の実戦、オープンでD判定を取った」。
この場合かなりの率で「阪大を受ける」に変更しています。
さらに、近年の大学受験、上位の国立大学の受験事実上1回勝負になっています。
後期の募集をどんどん減らしています。後期の募集を「していない」学部がかなり増えています。
したがって、上位の国立大学の受験は事実上「前期日程の1回勝負」となっています。
ですから、たとえば関西エリアの人の場合「京大志望、でも秋の実戦、オープンでD判定だった」。
この場合はかなりの率で、阪大受験に切り替えています。
じつは、京大、阪大の位置関係というのは結構前から「変わっていません」。
ちょっと前の頃だと、ずっと京大志望できて、秋の実戦またはオープンでC判定、D判定、またはセンター試験を受けて点数が「??」だった。
こういう人達はかなりの確率で阪大受験に切り替えています。センター試験後に(阪大の問題をほとんど見ていない状態で)阪大受験に切り替える人もけっこういます。
まして近年は、上位の国立大学が後期日程を事実上廃止、後期日程でほとんど募集していない
事実上の「前期日程、1回勝負」になっている。
となるとなおさら、複数回、京大実戦、京大オープンでD判定(C判定)だった、または秋の京大実戦、京大オープンでD判定だった
それで変な励まされ方をして京大を受けたら?
相当の確率で落ちて、私大になります。

*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績;東大、京大、阪大(医学部・医学科)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。

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ネット指導用英語教材をいろいろ作りました。

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