この10年ほど医学部への進学はかなり注目されています。
とくに国立大学の(医)および上位私立大学の(医)への受験、合格の話が注目されています。
そのためか、受験関連の雑誌ではないものにも医学部受験の話が載ることも増えました。
そうして、医学部への勉強法についてなにかいう人も増えました。
しかし、そういった医学部への勉強法のことでいろいろ主張などをしている、しかしセンター試験の話がかなり多い、そういう人もいます。
正直そういう人は国立大学の医学部を志望している人を「教えたことがない」人だと思います。
医学部受験者で勉強法との関連で「センター試験を」重視する人というのはあまりいません。
なぜなら、素点が相当に圧縮されるからです。
地方国立大学でも、医学部では900点くらいの素点が二次試験との合算のときには500点くらいまでに圧縮されます。
つまり約55%分の価値しかない。したがって、勉強法として重視しても効率が悪い。
さらに東大、京大だとセンター試験の得点は110点や250点にまで圧縮されます。
文系でも、東大、京大、一橋ではかなり圧縮されます。
ですから、「受けた」または「教えている」人なら「センター試験はかなり圧縮されるからどうってことない」。
1言でいえば、センター試験は「足切り回避ゲーム」です。
上位生の場合、
(1)2次試験っぽく、じっくりやってしまう。
(2)捨て問を作ってしまうなどして「マークミス」「マークずれ」をやらかす。
*「捨て問」をつくると、マークしていない部分ができる。⇒他の問題のマーク場所がズレる。
*そういう捨て問⇒マークずれをやらかすと、「捨て問」以降のほとんどの問題がバツになる。
(3)2教科しくじる。〔*1教科しくじり、それならセーフのことも多い。〕
これをやらなければほとんどの場合OKです。
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績;東大、京大、阪大(医学部・医学科)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医学部・医学科)など。