「よくないお薬やっているようなアホそうなアメリカの10代でも英語はできる」
「アメリカの小学校低学年でも英語はできる」
「だから、英語をたくさん聞けばいい」
そういうことをいう人たちがけっこういます。
しかし、日本語と英語ではまずsyntaxが違います。
例として「同じこと」を言っている日本語と英語を以下に示します。
わたしは子供のころ、大きいけど駅からは遠くて古い家に住んでいた。
I lived in the house which was large but old and so remote from the nearest station in my childhood.
文法を考えずに「英文」を訳すと
わたしは住んでいた、家、大きい、しかし古いまた一番近くの駅から遠い、子供のころ。
(となってしまう)
これがsyntaxの違いの1つ。
さらに、「ひたすらネイティブと話せ」、「とにかくテキストのDVDを聞け」「DVDがついてない教材はハズレ」のような勉強法だとリスクがあります。
上の文、耳でヒアリングとして聞くと
I lived the house was large but old and so remote fro nearest station in childhood.
と聞こえます。
したがって、「教材の付属のDVDをとにかく聞け」方式だと
I lived the house was large but old and so remote fro nearest station in childhood.
と認識、記憶してしまいます。
その勉強法でやると、音として軽くて音として消えている部分を抜かしたまま頭に入れてしまいます。
そしてそれを英作文で書くと、減点ポイントが多くて、0点になります。つまり「英語をたくさん聞けばできるようになる」説は受験に関してでいうと、ダウト、ウソです。英作文で減点されまくって「0点」までありえます。なお、ネイティブも英文を書かせてみるとだめな人のことはあまり評価しません。
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
2020年入試、合格実績。(わたしが担当した生徒さんに関して)
東北大、医学部、医学科。合格。
東大、文2。合格。
東大、文2。合格。
開成中学。合格。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。