まず、大学入試共通テストの古文・漢文に関して。
これについて「理系の人は、共通テストに関して漢文・古文は市販のを直前期に短時間でやれば8割とれる」
こんなようなことを言っている指導者たちもいたりします。
しかしこれは問題を見もしていない人のガセ説です。
まず、そもそもの科目の特性として古文も漢文も「ぼかす」表現が多いです。
言いたい内容を直接、明快には「書かない」。
そんな漢文・古文の「解釈」などは、古文単語や句形を短時間で頭に入れたらできるものではありません。
「理系の人は、共通テストに関して漢文・古文は市販のを短時間でやれば8割とれる」
などと言っている人たちもいます。
しかし、共通テストの試行問題さえみていない人たち、共通テストの試行問題を自分で解いていない人たちだと思います。
なぜなら、共通テスト(試行問題)でも、古文・漢文で聞いている内容は2次試験レベルとほとんど同じだからです。
特に古文は2次試験と聞いていることのレベルがほぼ同じです。
また古文は、古文単語などを市販問題集で短時間で頭に入れれば点が取れる「ではありません」
共通テストも、古文で、かなりぼかされた書き方のところに線を引き、「どういうことか」と聞いています。
古文の文の解釈は、単語だけを短時間で頭に入れても無理です。
古文における「ぼかした表現」の内容解釈は、状況(情景・経緯)と文脈にかなり依存するからです。
つまり、使われている古文単語が同じで、文としてはほぼ同じでも正解となる内容「解釈」(具体的な現代語訳)は違ってきます。
共通テストでもそこを聞いています。(試行問題)
これは短時間では無理です。
ですから「理系の人は、共通テストに関して漢文・古文は市販のを短時間でやれば8割とれる」
こういったことを言っている人たちもいますが、共通テストの試行問題さえみていない人、自分で解いていない人たちだと思います。
ガセ勉強法です。
(「その」勉強法で8割、は無理です。4割くらいで止まるでしょう。)
(「その」勉強法では、古文だけでも約30点失点することになるでしょう。)
「理系の人は、共通テストに関して漢文・古文は市販のを短時間でやれば8割とれる」
こういったことを言っている人たちもいますが、共通テストの試行問題さえみていない人、自分で解いていない人たちだと思います。
ガセ勉強法です。
さらに、「文系の理科基礎は市販の問題集で、2ヶ月で8割とれる」などと言っている指導者たちもいます。
今回の大学入試共通テストは、そもそも「センター試験から変える」です。
理科基礎も問題の作り方をセンター試験とは変えています。
さらに、その変え方を、市販書の執筆者たちはまだ把握しきれていません。
なぜかというと、共通テストはセンター試験のように多くの回数はまったく実施されていません。
旧センターはかなりの回数実施されているので、「問題のサンプル」がかなりありました。
しかし今回の共通テストは、そうではありません。
共通テストは、問題のサンプルがかなり少ない。
さらに、「センター試験とは変える」
そのため共通テストの市販書の執筆者たちは、共通テストの問題の作り方をまだ把握できていません。
したがって、「文系の理科基礎は市販の問題集で、2ヶ月で」でいくと、本番で市販の「共通テスト本」に載っていないタイプの問題が9問など出たりもします。
そうなったら、低得点の側になってしまいます。
なぜかというと、繰り返しになりますが
今回の大学入試共通テストは、そもそも「センター試験から変える」
↓
理科基礎も問題の作り方をセンター試験とは変えています。
↓
市販の大学入試共通テストの執筆者たちはその変え方をまだ把握しきれていません。
(*センター試験とは違って、共通テストの問題のサンプルが非常に少ない)
↓
「文系の理科基礎は市販の問題集で、2ヶ月で」でいくと、本番で市販の「共通テスト本」に載っていないタイプの問題が9問など出る
↓
その勉強法でいくと、共通テストの理科基礎は低得点になる。
本命の国立大学に出願できない。
「文系の理科基礎は市販の問題集で、2ヶ月で8割とれる」
これもガセ勉強法です。ご注意ください。(なぜそういうことを言う人たちがいるのかというと、ネット動画の再生数やアクセス数をかせいで、広告収入を得たいだけ、一対一で教えていない人たちだから、です。*こういうガセ説の人たちは学校比較や学校情報の話も多いです。)
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格 。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
国立大学、医学部、医学科=52名(実数)合格。(旧帝大を含む)
早稲田大学
262名合格。(2020年入試での合格者数)
(*複数学部合格をカウントしています。)
慶応大学
173名合格。(2020年入試での合格者数)
(*複数学部合格をカウントしています。)
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。