この5年ほど、数学の「エントリー問題集」としてマセマのものが挙がることが増えました。
しかしそれほど良い問題集ではありません。
以下具体的に説明します。
(1)自分の頭を使わずに終わってしまう。
マセマの数学の問題集はほとんどが例題と同じページに解答が載せてある。
解いているときに模範解答がみえてしまっている。(模範解答が視野に入ってしまう)
(2)それほど「わかりやすい」わけではない。
書き方が優しいから「わかりやすい」と感じるだけ。
頭の使い方(なぜそう着眼するのか)の解説は別段多くない。
*模試の解答・解説の方が詳しい。
(3)演習問題にもネックがある。
「演習問題」が、ただの数値変えになっていることが多い。
数値が違っているだけのことが多いので、例題の解き方をなぞるだけ。
演習問題を解いても自分の頭を使わない。
(4)演習問題が少なすぎる。
数値変え問題を1題とか2題やるだけ。
(5)基礎問題ばかり。
やさしい問題ばかりやっていても、自分で使いこなせるようにはならない。(標準問題との連続性もない。)
まとめると、マセマの数学の問題集というのは、「模範解答がみえちゃっている。演習も見えてる解答をなぞるだけ。(数値変えばかりだから。)演習問題が2題とかしかない。会話体ぽいからやさしいと感じるだけ、頭の使いかた、着眼の説明はたいして書いてない。標準問題にもつながっていかない。」
こういう問題集なのに、ネット上だとマセマのことがよく出てくる。
こんなマセマの問題集を推す指導者というのは?
勉強法コピペ塾。
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
東大、85名、合格。
国立大学、医学部=52名(実数)合格(旧帝大含)
早稲田大学、262名合格(2020年の全合格者数)
慶応大学、173名合格(2020年の全合格者数)
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。
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