標準問題だけ、他は「やらなくていい」?

「「標準問題精講」などをとにかく何周もして仕上げろ」という勉強法を言う人がいます。そういう人たちは、ちょっとレベルの高い問題集の話になるとすぐ「@@@志望以外はやらなくていい」。しかしそれは数学、英語、物理についてはかなり問題です。とくに数学。

慶応、早稲田のメイン学部、旧帝大受験者でも、試験のときに「地歴と英語がちょっといまいちかな」「英語と国語ちょっとずつビハインドかな」「化学と英語が気がかりだな」などとはなりえます。

そういうときに、それまで「「標準問題精講」などをとにかく何周もして仕上げろ」「ちょっとレベルの高い問題集は「やらなくていい」」という勉強法でやっていたとすると、前述のような入試のときに「2科目ちょっといまいちだったかな」数学で挽回するのはありえなくなります。なぜかというと、他の人も取れそうな問題をパーフェクトにしかやっていないので、「他の人は解けない問題(数学)」を自分は解けた、それは起きないからです。(自分は東大卒、京大卒などといっていて、ちょっと難しい問題集は「やらなくていい」という人もいたりします。しかしそれはかなり不自然です。東大・京大・一橋順当合格者で、難易度高めの問題集を全部やらずに飛ばしたなんて人はほとんどいないので。)

「「標準問題精講」などをとにかく何周もして仕上げろ」「ちょっとレベルの高い問題集は「やらなくていい」」という人がけっこういるのですが、それは上述のようなリスクのある戦略です。

入試のとき「地歴と英語ちょっといまいちかな」「英語と国語ちょっとずつビハインドかな」「化学と英語が気がかりだな」そうなったときに数学で挽回はありえず、不合格がほぼ確定してしまいます
「その戦略」だと数弱サイドになります。一橋、京大の文系も受かりません。「その戦略」だと早稲田理工系もほぼ受かりません。東大・文系は40点あたりで頭打ちになります。東京理科大も年によっては危険です。(なのに、自分は東大卒、京大卒などといっていて、ちょっと難しい問題集は「やらなくていい」という人がいたりします。しかしそれはかなり不自然です。理科大も年によって危険、な戦略ですから。「経験」としてありえない話なんですよね。理科大リスキーな勉強法で東大受けます?)「「標準問題精講」などをとにかく何周もして仕上げろ」ちょっと難しい問題集について「@@志望以外やらなくていい」、こんな勉強法を言っている人がいますがそれにしたがうと入試のときに「2科目ちょっと気がかりだな」となったときに数学で挽回はありえなくなります。その勉強法だと不合格が事実上確定してしまいます。

*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用英語教材をいろいろ作りました。月4回月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。

わたしのやっている家庭教師センターとしての2020年入試での実績。
東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
東北大学、医学部、医学科。合格。
防衛医科大、合格。
国立大学、医学部、医学科=47名(実数)合格。(上記を除く)
早稲田大学(延べ)
262名合格。(2020年入試での延べ合格者数)
慶応大学(延べ)
173名合格。(2020年入試での延べ合格者数)
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。
講師歴;サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。

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