大手予備校は約10年前に
・報酬を30%下げた。
・中堅講師と「新人」の差し替えをした。
中堅講師というのは知名度はないですが(かつての私を含めて)、むしろ入試研究は30代~40代の中堅講師の方がしています。
10年弱前にあったこういった動きによって、大手予備校は、
中高年のボス講師
でなければ
新人講師(キャリアが浅く、学歴もあまり強くない若めの講師)
こういう構成になってしまっています。
30%も報酬を落とされたので、きちんと仕事をしている中堅講師は、大手予備校を10年ほど前の時点で辞めています。
(自分で生徒さんをとる方向に、10年前の時点でシフトしています。)
そしていまの構成の片方であるボス講師(50代以上の中高年)は、「大学の常勤講師以上になりたかった人」。
でもそうはなれずに終わった。
そのため大学院生時代に生活のためにはじめた予備校講師を本業にするしかなくなった人たち。
ベテランのボス講師(50歳以上)というのは、ようするに、予備校講師という仕事に不満な人たちなんです。
中高年のボス講師は、このように修士のときに予備校講師「も」お金のためにはじめた、でも「予備校講師になんてあまりなりたくなかった人たち」です。
そのため、ベテランのボス講師の方がむしろ入試研究はあまりしていません。
そういった姿をそれなりの数わたしは実際予備校の中で見ました。
さらにこの人たちは「中高年」(50歳オーバー)で、年齢的にも「お爺さん」に近い。
集中力、体力、新しいことへの好奇心、
これらはかなり減ってきている人たちです。
とくに、
古文、
数学、
英語
のボス講師が問題含みです。
その表れの1つは、大手予備校は入試問題の的中をほとんどしなくなってきている、これです。
(あったとしても世界史くらいだけ)
これは、教材作成(模試の問題作成)を任されているボス講師が入試研究をしていないからです。
さらに大手予備校は、2021年の5月になっても、「共通テスト用」のテスト形式のフルサイズ問題をほとんど作っていません。
テスト形式の「共通テスト」用フルサイズの問題集は、2021年の5月に入っても、大手予備校からは出版されていません。
これは1つにはその担当になっている大手予備校のボス講師の仕事がおそいからです。
つまり大手予備校をあてにしていると、「共通テスト」の本番形式の練習がほとんどできない、こうなるわけです。
その原因の1つは、問題作成の担当になっているベテラン講師が50歳以上で、もうお爺さんに近い人たち、だから仕事が遅い。そして5月になってもテスト形式の「共通テスト」用フルサイズの問題集を出していない。
これです。
そしてそんな大手予備校に従っていって、「共通テスト」のテスト形式での演習がかなり不足した、そして共通テストの結果がいまいちだった。そうなったら、出願する大学が全然違ってきてしまいます。
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。
一橋大学、11名合格。東工大、10名合格。