かつての生徒さん。上位公立高に在籍。
ただし
・高1から数学は市販の問題集が配られる。
・小テストが多い。(とくに数学)
・年によっては小テストに関する補講がある。
・外部の塾にはいかない方がいいといった感じの文化がある。
(その学校の実質の終了時刻がやや遅い。それで鉄緑会にいけないという発言をした生徒に、先生がけっこうないやみをいったという噂もある)
Cくんは、公立なのになんでこんな窮屈な学校なんだろうと不満だったとのことです。
この高校は、早稲田や東北大などにうかる人はけっこういるのですが、東大、一橋、京大になると合格者数がだいぶ(急に)落ちる。
「このままだと学校にやらされてるだけ、それで東大とか一橋には届いてないじゃん」
といったことを感じられている生徒さんでした。
あまり納得してないことを強制されるのは御免こうむるというタイプの生徒さんでした。
ただ、優等生でもあるので、表向きは従う。(本音では「こういう強制納得いかない」。)
こういう生徒さんでした。
まずわたしが数学と英語をご担当しました。(高1の9月から)
学校との距離感のご相談もありました。そこでCくんの実情や学校のことの実用性を1つ1つみて、ご提案をしました。
国立志望で一橋か東大(文系)という志望(初期はあこがれ。でも国立志望は強い生徒さんでした。)
高1の終わりの時点で、日本史の勉強も始められました。
日本史は独学でした。(日本史はけっこう好きな生徒さんでした。)
(*地歴2科目目については高3からでした。初期は一橋意識だったため。*地歴2科目目も基本は自学。予備校の季節講習にはいっていました。)
数学については、学校のことにすごく従っているわけではないけど、テストになると点数はいい。
(その学校にとってはやっかいな生徒の位置になってはいました。)
ただ、Cくんは、その高校の強制がいやだったので、むしろ「自分で探してきた家庭教師の人(=わたし)とやっていても、こうやって点数とれるじゃないか」というスタンスになっていました。
英語については、学校のテストではそんなには目立たない存在。でも全統記述や(のちの)大学別模試だとかなりの点数をとる、かなりの偏差値をとる。そういう不思議な存在になっていきました。
ただこうなっていることについても、Cくんもわたしも納得ずくでした。
(とくに「英語は、学校のことは意識しなくていいですよ」と伝えて、わたしが実戦的な指導だけしていた。)
(Cくんは学校の特定の方向性の強制がいやだった。わたしもそれは分かっている。)
高2の終わりからは、東大・一橋レベルの数学のご指導をやりつづけ、英語に関してはわたしが東大対策をしました。(和訳、英作文については一橋対策もしました。*この2つは一橋の方が問題が重いため。)
東大対策をする前の時点でも、Cくんは時間をゆったりめにとれば、要約問題、和訳、英作文もちゃんとした解答はかけるところまではいっていました。
(いうなれば、Z会とかならいい点はとれる。)
高3の秋の東大オープンでは1科目と総合で優秀者名簿に名前が載り、学校内が「ざわ・・・ざわ・・・」したらしいです。
なぜかというと、総合で載った時点で「A判定」。
同級生たちからすれば、数学はなぜか強いのは知ってるけど、他は「学校内では」目立たない。
そのCくんが、東大オープンで1科目と総合で優秀者名簿に名前が載った。
つまり、東大オープンでA判定をとっていることが判明した。
ただこれはCくんもわたしも狙っていたことでした。
「1科目は載せたいね。B判定でもまあいいけど、できたらA判とりたいね」といった話をしていましたから。
*A判定は、出す基準がきびしい。
なお、一橋オープンについては、数学と英語で優秀者名簿に名前が載りました。
最終的には東大受験にし、東大(文2)に現役で合格されました。
得点開示もなさって、
英語は104点/120点、
数学は76点/80点でした。
英数がこの点数だと、あと70点くらいで合格最低点には届きますね。
つまり、あとは、国語がちゃんとした点数だと、地歴不要。
「地歴もし0点でもやっぱり受かってました」コース。
数学と英語を私が2年強ご担当しました。
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず)プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回。
費用は、
英語=月額で最高でも「7000円」、
数学=月額で最高でも「14000円」です。(週1回x4回の場合)
各種お問い合わせは、このブログのコメント欄でも受け付けをしています。本ブログコメント欄への書き込みは、管理者が承認するまで「表示はされません」。(個人名をお書きになっても、ブログには非表示のまま私にだけ伝わります。