偏差値とは
(まずは以前も書いた「基本」を)
公立高校受験「なら」、偏差値は相当にあてになります。
ですが、大学受験で、「いる大学か、出た大学名を言って」「相手のほぼ全員から」「おお、出来るんだねえ(高学歴だー)」と言われる、そのレベルの大学については、「(普通の模試での)持ち偏差値がとどいているから、受かる」とは言えません。
「おお、出来るんだね(高学歴だー)」と言われるレベルの大学については、偏差値は、「「記念受験」になってしまうかどうか」。
目指しても残念ながら無理ですね、「このあたりの判断基準どまり」です。
つまり、高2段階で、ある偏差値をはっきり下回っていたら、残念ながら目指してもたいていは無理でしょう、この判断基準くらいにしか使えません。
ではここからはちょっとだけ具体的に。
「早慶、受かったら、基本進学します」と高2で思ったとします(+文系のつもり。)
英語だけは、少なくとも平均偏差値67でいてください。
*1:河合塾の全統模試で。
*2:これは、どことなく妥協した、ちょっと甘い基準です。
普通の模試でいえるのは、こういった偏差値の下限です。
その大学に進学したら、就活のときに、業界1~3位の会社に応募しても、すぐに落とされることはほぼない、こういうランクの大学に関しては、「普通の模試の偏差値で」言えるのは、「受かるかどうか」と言うより、「受けにいっても残念ながら無駄」「目指しても、申し訳ないですが、ほぼ無理でしょう」こっちくらいだけです。
そしてこのランクの大学、なかでもとくに私大・文系志望なら高2時点では、英語の偏差値をいちおう意識しておけばいいです。(どことなく甘めの基準なら英語の偏差値が67以上かどうか。*河合塾の全統模試で。)
私立理系志望(学年は高2以下)なら、数学(S66↑)と物理(S63↑)です。(*こちらも甘めの基準です。)
上位国立大学文系意識の高2以下なら、英語(S67↑*S65以上なら志望はしても構わないでしょう)と数学の偏差値(S64↑)、上位国立大学・理系志望なら、数学(S66↑)と物理(S64↑)と英語(S64↑)の偏差値です。