「市販の問題集だけでいけます」、本当?

市販の問題集の「問題点」
・よほど大きい書店以外、品揃えが「・・・」
問題集、参考書の全体での種類も、以前と比べるとだいぶ減っています。
「本が売れない」ということで、出版社や塾・予備校が消極的になっています。
近くのそこそこの本屋くらいだと、「これはいい」と思えるものはかなり少ない。
さらに書店もかなり減っているので入手性も良くない。
買いわすれると、「あーまた行かなきゃ(そこそこ遠い)」
(書店が減って、入手性がかなり落ちてきている。)

・一般の問題集等=広いターゲット=だれにとってもイマイチ。(そうなりやすい)
問題集・参考書を出す側は、1つ出していろいろな人に買ってもらえるのを目指します。
しかし、受験の問題集・参考書は小説やマンガとはちがいます。
「その人にとって」「役に立たないと」意味がない。
でも、たとえば英語問題集
「なるべく広いターゲットに」
その問題集は
偏差値50(全統記述模試)の人にはレベル的にきつい
偏差値54(全統記述模試)の人には、ここまでやるの?途中で断念、後ろ3分の2などはやらない
偏差値68(全統記述模試)の人には、「ああ、はいはい」なものが多い。(ペンを持つ必要なし、「頭の中だけで」出来てる
偏差値73(全統記述模試)の人には、意味がない
(けっきょく偏差値帯でいうと「10」くらいの幅にとってしか意味がない。)

・一般の問題集等=「広いターゲット」の問題点(2)
数学の場合。
最上位校の入試ではわりと良く出る問題というのがあります。
(大学によっては2年に1回以上出るなど)
または、出たときにはちょっと難しめになるが、数学で稼いで受かる人は解けている。
そういう問題。(数学)
しかし、よく聞く問題集には「そういう問題が収録されていない」。
上位生にとっては意味がない。
最上位を受けようと思ったら、市販のそれでは対策にならない。
抜けている、「やってない」になる。(数学)

英語の場合。
市販の問題集では、とくに英作文で裏をかかれる。
(実例)
ノート1p分くらいの英文がある。後半3分の1ほどはブランクになっている。
(ちょっと硬めの内容の文)
「続きを英語で書け」(東大)

絵が問題冊子にプリントされている。
「その絵の説明をせよ」
「絵をみて、考えたことを書け」
(一橋・東大)

ほぼ1ページ分の英語の会話が書いてある。
「この会話文を英語で要約しろ」
(東大)(*ちょっと前の時代)

「あなたが今、試験を受けているキャンパスに関して、気づいたことを1つ選び、それについて60~80語の英語で説明しなさい。」
(東大)

市販の問題集では、とくに英作文で裏をかかれる。

・(あまりにも)分野別になっている。
英語の場合
・文法
・参考書
・英作文
・長文+文法+内容真偽タイプ
・和訳

(何冊買えばいいんだ。)
*しかも、文法のための文法になっているものが多い。
*さらに、「内容真偽」は慶応、早稲田のメイン学部のレベルには全然足りていない。

そもそも何冊買えばいいんだ。

(市販の問題集だけ、でOKなのでしょうか?)

・最上位校ではわりと良く出る問題。
数学。
よく聞く問題集には「そういう問題が収録されてない」

・一般の問題集等=広いターゲット=だれにとってもイマイチ。(そうなりやすい)

・文法のための文法になっているものが多い。

・「内容真偽」は慶応、早稲田のメイン学部のレベルには全然足りていない。

・英作文で裏をかかれる。
一橋、東大。

(市販の問題集だけ、でOKなのでしょうか?)

*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など

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