去年の11月の末や12月半ばまで、ユーチューブなどでは「共通テスト対策は~」などと言っていた人たちがいました。その時点でも、生徒さんを受け持って指導していたら遅すぎて怖すぎ、とわたしは思いました。
ユーチューブなどでは本番まであと2週間もない今でも「共通テストのポイントは~」などと言っている人たちもいます。しかも、総論しか言っていなかったりします。
そういった動画で語っている人たちは実のある対策法を生徒さんに伝授していないだろうと思います。総論しか言えないと言うことは。しかも総論しか言っていないのに動画は出す。
そういった人たちは見ている人の役に立つかどうかはどうでもいいんですね。いま注目されてそうなことで「何か言う」、そうして自分の知名度をあげたい。再生数をとりたい、それによる広告収入をとりたい、それだけ。一対一で生徒さんを対面で教えてはいない。だから言っていることがボヤっとしている。
大手予備校の予想をみて総論を言っているだけ。(そういった動画をみても時間の無駄になるだけです、お気を付けください)
おそらく、オンライン塾などと言ってはいるが、市販の問題集をやらせているだけ、そして質問を受け付けることもある、やっているのはそれだけでしょう。それで月4時間前後で総費用が6万円くらいいったりするようです。(その費用の中には「スケジュール策定費」、「生徒管理費」といった不思議な項目もあったりする。)
わたしは、長年家庭教師をやってきましたが、そのような「スケジュール策定費」、「生徒管理費」といった項目は作ったこともありません。(そういった項目は「客単価」を上げるためなんでしょう。しかし家庭教師業界で実際に必要な項目ではありません。)
そういった変な費用項目のある「割高総論オンライン塾」にご注意ください。しかもそういったユーチューブにでているオンライン塾の動画を5本みたら、50分以上経ってしまいます。その50分あったら地歴の過去問を1年分できますよね?(動画は見ると時間を食います。同じ内容を「文字で読んだら」1分くらいで済みます。)
なお、今回の共通テスト関連の問題点は、本屋さんなどにある「共通テストの本番形式のもの」の絶対数が少ない。これでしょう。大手予備校の「共通テスト問題集」は、共通テスト形式そのもののは2年分くらいしかない。2年分以外は、センター模試をただ収録しただけ。そのため、共通テストの本番のテスト形式の演習を積む機会が足りない。今年の問題点はこれです。
裏を返すと、大手予備校の人材難ぶりも見えてきませんか?基本的には実施がわかっていた、センター試験に代わるもの。マーケットとしても大きい、なのにそんな「共通テスト」本番形式のものを大手予備校は2年分・3年分(2回分、3回分)などしか作らなかった。(それしか「作れなかった」)
大手予備校には、ボス講師がいたりします。しかしそういったボス講師は50歳すぎ、60歳過ぎのことも多いです(かつてこのブログで指摘しましたが。「中にいた」ので大手予備校のそんな実態を私は知っています。ボス講師がいる。でも中高年)。共通テスト本番形式のテストを大手予備校は3回分などしか作っていない。大手予備校のボス講師たちは、50歳すぎ、60歳すぎ、だからもう新しい物は無理なんです。大手予備校のボス講師たちは中高年なので、新しいものをすぐには作れないんです。(こういったこともかつてこのブログで指摘したことがあります。)
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
東大、85名、合格。
国立大学、医学部=52名(実数)合格(旧帝大含)
早稲田大学、262名合格(2020年の全合格者数)
慶応大学、173名合格(2020年の全合格者数)
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。