「2021年は早稲田の志願者が大きく減った!」と騒いでいる指導者たちもいます。しかし基本的に2021年に早慶で起きていることは次のようなことです。
これがただの想像ではないことも示します。
早稲田大学は学生の出身地が近年かなり偏っています。
早稲田大学が公式に出しているデータで
合格者の72%が
東京、神奈川、千葉、埼玉、
どれかの出身者です。
つまり近年の早稲田大学の入試の実態は
「南関東の4県に住んでいて(実家)、上位高校にいっている人が早稲田に進む」。
マスでいうとこうなっているわけです。
したがって、「今年は志願者数が大幅に減った!」といっても、合格ラインや「受かる人」の属性などは変わりません。
上の図(画像)でいうと、「青の線」のとくに下の部分が(おそらく)減っただけ。
ですから受験生にとって、「合格ライン」はさして変わりません。
(つまり、「関東の都市圏のハイレベル高校の人と互角になれば、早稲田に受かる。」)
オンライン塾の塾長だなどといって、「今年は志願者数が大幅に減った!」と言っている人たちは
・早稲田は近年、合格者の72%が南関東の4都道府県の出身者
(*実家が東京、神奈川、千葉、埼玉という人が合格者の72%を占める)
・いままで「出願してみよう」だった層が出願しなかった(だけの可能性が高い)
これをまったく分かっていない、ということです。
上記2つをまったく分かっておらず、「早稲田の志願者が減った!」と騒いでいる、そんな分析もどきオンライン塾にご注意ください。
上記のようなことから、2021年の早稲田の「合格ライン」はさして変化しません。
(「関東の都市圏のハイレベル高校の人と互角になれば、早稲田に受かる。」)
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
281人中。
東大、85名、合格。
国立大学、医学部=52名(実数)合格(旧帝大含)
早稲田大学、262名合格(2020年。複数学部合格をカウント)
慶応大学、173名合格(2020年。複数学部合格をカウント)
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。