ネット動画(ユーチューブなど)で、「医学部情報」「医学部対策」といった動画を流している人たちもいます。
オンライン塾の関係者といって、そういったものを流している人たちもいます。
ですが、
言っているのは
・1次と2次の配点
・偏差値
・科目ごとの「感想」
ぐらいだったりします。
こういった「情報」は正直意味はありません。
(だれでもいえることを言っているだけ・・・)
以下では、具体的に話します。
河合塾の全統記述模試で、「偏差値65」、国立大学、医学部
というと
新潟大学
金沢大学
広島大学
奈良県立医科大学
群馬大学
信州大学
岐阜大学
旭川医科大学
(全て、医学部・医学科(また、地域枠ではない))
そういった動画のように、偏差値だけ考えていると、上記の大学はぜんぶ同レベル、ということになります。
しかし上記の大学には
・どうしてもそこでないとならないよほどの理由がないかぎり回避した方がいい大学。
・偏差値のわりに問題が難しい、独自性がある大学。
・出題が読みにくい大学。(出題が変動する)
・「その偏差値」とは言い難い大学。「実勢の難易度」はもっと上の大学。
*偏差値65となっているが、「実勢の難易度」はもっと上。
これらが含まれています。
「オンライン塾の関係者」でネット動画(ユーチューブなど)で、「医学部情報」「医学部対策」といった動画を流している人たち。
ただその動画は
1次と2次の配点
偏差値
科目ごとの「感想」
ぐらい。
さて「そういった動画」は「情報」として意味があるでしょうか?
(きちんと指導経験があれば、全統記述の偏差値で、いっしょくたになどしません。)
さらに追加すれば「医学部」以外でもそうです。
河合塾の最新の偏差値表を1例として見てみましょう。私大の人文系で見てみます。
慶応(文)
青山(文)
上智(文・外国語)
法政(文)
明治(文)
立教(現代心理)
早稲田(教育)
上記は全てボーダー偏差値は65で同じです。
しかし実際には難易度差があります。(または「負担感の差」)
けっこうな上位生の場合は、上記の大学を実質的な最終すべり止めにすることもあります。
(日東駒専受けるのはちょっと・・・という層は実際に存在します。)
そしてそのように上記大学を最終すべり止めにして、偏差値「で」決めると、「落ちた」も起きます。
なぜかというと、「負担感」がある入試をしている、または実勢の難易度が「65」より上の大学もふくまれています。なので偏差値だけで決めると、負担感の大きい科目などで失点する、または総合点が実は届いていない、そうして最終すべり止めだったのに、落ちた。
最終すべり止めに関してそうなると大問題です。
したがって、指導に真剣だったなら、上記の大学を「偏差値が同じだから難易度は同じ」とは見なしません。
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず)プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回。費用は、数学・物理=月額で最高でも14000円。英語=月額で最高でも7000円です。(週1回x4回の場合)
各種お問い合わせは、このブログのコメント欄でも受け付けをしています。本ブログコメント欄への書き込みは、管理者が承認するまで「表示はされません」。(個人名をお書きになっても、ブログには非表示のまま私にだけ伝わります。