英語のだめな指導者の特徴
(1)暗記、を強調する。
人間の脳みそは単純な暗記は苦手なものとして作られています。
・意味をなさない、文字の列、数字の列。
・自分の感情と結びつきのないもの。
・ストーリーがないもの。
(ところが)
「いっぱい書いてあるものを、何周もやって暗記」
「英語の単語帳は、収録語数が多いものがよい、すばらしい」
「それを何周もして暗記しろ」
こんな感じのことを言っている指導者もいます。
単語帳⇔訳語
この勉強の仕方は、アルファベットの文字列と訳語の暗記です。
これは、ヒトの脳は苦手とするものです。(あまり意味のない「文字列」の暗記だから。)
(そういった機械的な丸暗記を好むのはアスペルガーの人くらいしかいません。)
ですから、
「英語の単語帳は、収録語数が多いものがよい、すばらしい」
「それを何周もして暗記しろ」
このように強調する指導者は、人間の脳のこと、記憶のこと、どちらも分かっていません。
(そもそも英語の「単語帳を」やらなければいけない人というのはそんなにはいません。)
(2)英語で「ポラリス」を推奨する。
「ポラリス」の文法の方は、かなり早いページにおいて
willとbe going toについて間違っています。
「ポラリス」は、willを「未来において必ずやる」といった説明をしています。
しかしこれは間違いです。
その場合はbe going toです。
(willは、ぼんやりした「やるかな」でもかなり使います。)
(いつやるというのがわりとはっきりしている、未来だけどやること決まっている、こういうときはbe going toです)
ということは、「ポラリス」の文法を推薦する「指導者」というのは、
・「ポラリス」の早いページでさえ見ていない。
・willとbe going toの用法の違いを正しく理解していない。
このどちらかの「指導者」ということになります。
また「ポラリス」の長文・レベル1、レベル2の方は
・問題の出典が女子大だったり、「GMARCHよりも下の大学」も多い。
・本文レベルがあまりにも抑えられてしまっている。
*大学受験生、高2生がやる問題集ではない。
*早大学院、早大本庄、慶応志木高が第一志望、青山学院高等科、立教の付属には受かっておきたい、そういう中3生がやるのならば、あり。
(正直、高2生がやるのは時間のムダまでありえます。)
ですから、「ポラリス」の「長文」レベル1、レベル2を推奨する「指導者」というのは、
・「ポラリス」の長文の問題の出典が女子大やGMARCHよりも下なのを見ていない。
・あんなに本文レベルが抑えられてしまっているものを難しめと思っている。(その程度の英語力)
そういう「指導者」ということになります。