新卒就職と大学名

新卒就職と大学名
「就職するときも学歴はあるラインより上にいれば基本的に大学がどこだって実質同じ」みたいなことを言う人も少なからずいます。
そしてそういう感じのことをとくにネットで書く人は、自分の大学名とか職場名とか年収をいわないことがほとんどです。
一時期は、「弊社は社員募集・採用に際して応募者の大学名はみていません」とアピールする流れもありました。
ですが、そういう会社も有名企業の場合、大学名不問1期の新入社員の卒業大学名を調べたら、「慶應・早稲田・東大・東工大・(+地方旧帝大)とかばっかりだった」
(*メーカーの某S社。製品はデザインばっかりよくて、2年とかで壊れるSタイマーでも載せてるのか??とも(ネタで)いわれるメーカーの某S社。)
大学名不問1期の新入社員の卒業大学名を調べたら、「慶應・早稲田・東大・東工大・(+地方旧帝大)とかばっかりだった」
このところは、一時期のあの流れの振り戻し的にもなっています。
業界4位(業界によっては5位)までの企業の場合、新卒選考においてESの卒業予定大学名がMARCH、GMARCHだった場合は「加点要素」が無い限り、基本的には「早めに落とす」路線です。
企業側にたって考えてみれば(実際もそう)、企業にとって社員採用のプロセスは売り上げにも、知名度アップにもほとんどつながらない。
そういうものに、利益追求の結社である企業は、時間や手間は基本かけたがりません。生産・開発や営業よりも重要度が低い。
なので、選考初期は基本的には「面接にきてもらわないで良しの人をいかに多くするか」(いかに早く・多めにふるい落とすか)、になります。しかもESなどは数万通の単位で来るので。
そのため、「手早く、面接にきてもらわないで良しの人を多めにふるい落とす」
これをなすために、業界4位(業界によっては5位)までの企業の場合、ESの卒業予定大学名がMARCH、GMARCHだった場合は「加点要素」が無い限り、基本的には「早く落とす」路線です。
現に、GMARCHは、TV局、総研、上位広告代理店などにはだいぶ弱いです。(TV局は行けるのは「アナウンス部」限定。)
GMARCHはそういった会社だととくにあっというまに落とされているので。
TV局、総研、上位広告代理店だと実質的な学歴の下限=早稲田卒。
TVオワコンという人がけっこういますが、平均年収はいまでも高いです。キー局だったら、基本平均年収は1000万円超(TV局)。
(でも、アナウンス部以外で、GMARCHからTV局キー局に内定する人は少ないです。ただし、TV業界には、早稲田卒はウジャウジャいます。)また業界関係なく、新卒採用ではSPIテストなどもわりとよくなされます。SPIテストで難しめの問題は「この会話でウソついてるのはだれ?」、つまり「論理パズル」みたいなもののことが多いです。そして「中堅私大文系」の人だと、SPIテストの「こういう問題」が正解できず、点数が上がりません。その結果、選考の早めの時点で不採用、となりやすいです。
東工大・一橋・東大あたりの学生については、業界とわず企業は、その人に「うり」がなくても基本「通す」路線です。
変人ではない、多浪ではない、2留ではなければ「原則通すかなあ」=早稲田の学生、です。
実際、GMARCHだと送ったESの数が多いことがおおいですし、また就活期間も長くなっていることが多いです。
一方、東工大・一橋・東大あたりの学生は、足を運んだ企業数もそんなに多くはならずに内定が来て、わりとあっさり就活が終わります。
就活において、
Sランク=東大・東工大・一橋・(京大・工)
*一橋の学生は、卒業が2年遅れ、3年遅れでもNTTや野村證券に就職が決まっています。
*一橋の学生はさしてきつくない就活で、メガバンク野村證券、有名外資コンサル、保険最大手などに、就職が決まっています。
東工大の学生は、企業からはかなり人気があります。(陰キャでも、企業は基本「通し」ます。)
Aランク=旧帝大の理系、京大、慶應(いくつか条件あり)
A? =早稲田
はっきりしたセールスポイントが無い場合は、業界4位以上の企業は「早めに落とす」(扱い)=GMARCH
業界4位以上の企業が、GMARCHで「通す」場合は
・はっきりしたセールスポイントが2つ以上ある。
・体力がありそう、または性格的に少々きつい仕事などでも全く文句を言わなそうに見える。
そうではない場合、業界4位(業界によっては5位)までの企業の場合、ESの卒業予定大学名がMARCH、GMARCHだった場合は基本的には「早めに落とす」路線。

「東大・東工大・一橋の学生」とGMARCHの学生とでは、
・送ったESの平均数。
・就活期間の長さ
この2つにわりとはっきりした差があります。
とくに、就活期間の長さに差があります。

「東大・東工大・一橋の学生」は、就活の途中で「まだ選考やってるこの会社は業界4位以内の会社でこのままいくとたぶん内定くるだろうけど、別業界のA社のほうがいきたいし、内定辞退は心理的にもめんどくさいから、面接行けません言おう」みたいに考えてそうすることもけっこうあります。
つまり学生が、会社を途中で蹴っている。東大・東工大・一橋の学生だと。
あとは、「そんなにメディア・広告業界志望してなかったんだけど、元々の志望の会社より、博報堂のほうが職場としてよさそう。」で実際博報堂に内定。こういうことも一橋の学生だと起きています。

ちなみに、会社において高学歴がよく採用される、扱いがいい、こういう学歴社会は日本の場合、昭和10年代にはすでに業界によってはそうなっていました。(わたしとゼミの某先輩のテーマ。)
たたき上げvs「学校出」*現在の「大卒」の当時の呼称。
昭和10年代にはすでに。
よくあったとされるのは、経理の仕事を、たたき上げにさせるのか、東京帝大・東京商科大(一橋大学の前身)卒の(学校出の)若めの人に任せるのか?
実際史料も残ってます。
そしてそれについてあるときからは、「東京帝大・東京商科大卒の若めの人」が優勢になっていました。
なお、東京帝大・東京商科大卒の人の月の給料は、肉体労働や飲食の人の何倍にも当時でもなっていました。
学歴社会は日本の場合、昭和10年代にはすでに業界によってはそうなっていました。(わたしとゼミの某先輩のテーマ。)
またさらにその10年ほど後になると、夫・父が「学校出(帝大か東京商科大卒)」で、世田谷とか杉並とか高円寺あたりに住んでいる家族、という層もすでに形成されていました。
つまり、世帯主が大卒(帝大か東京商科大卒)で当時としてはかなりの高年収で、あえてちょっと郊外に家を建てて住んでいる家族、がその10年ほどあとになるとすでにある程度出現していました。

近年の就活においては、ざっくり、
Sランク=東大・東工大・一橋・(京大・工)
Aランク=旧帝大の理系、京大、慶應(いくつか条件あり)
A? =早稲田
はっきりしたセールスポイントが無い場合は、業界4位以上の企業では「早めに落とす」(扱い)=GMARCH

業界4位以上の企業には、早稲田卒はかなりいます。(ウジャウジャくらい)
*現にGMARCHは、TV局、総研、広告代理店などにはかなり弱いです。
*TVオワコンという人がけっこういますが、平均年収はいまでも高いです。キー局だったら、基本平均年収は1000万円超(TV局)。
(でも、アナウンス部以外で、GMARCHからTV局キー局に内定する人は少ないです。ただし、TV業界は、早稲田大卒はウジャウジャいます。)
*また、GMARCHは、メガバンについても「内定率(内定者数/総学生数)」でみると、やや弱いです。

弊家庭教師センター、2023年大学入試実績

対面方式のみ。
東大・合格126人(受験生在籍279名中)。

ウェブ指導も合算。
東大・合格141名(受験生在籍299名中)。

2023入試、わたしの生徒さんの結果(合計10名。対面+ウェブ)
東大4名(理1=2名、文2=2名)、旧帝大・医学部・医学科3名神戸大・医学部・医学科1名、京大1名、一橋1名。(計全10名)

(*旧帝大・医学部・医学科は阪大九州大北大。)
弊家庭教師センター(対面のみ)。医学部実績(2023年入試)
国立大学・医学部・医学科、合格=48名
旧帝大・医学部・医学科、合格=19名

(わたしのネット指導・英語)(月4回)

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わたしのネット指導(英語)は
・ただの穴埋め文法問題はやりません。
・早いうちからある程度本格的な英文を正しく読み取れる練習・指導を重視。
*本文レベルははやい時期でも埼玉大学や早稲田(商)よりは上。
・英作文、自由英作文に力を入れています。
*自由英作文の予想問題も扱います。

基本的にオリジナル教材。
採点、添削もします。(月4回)

当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず。)
プロ家庭教師

講師歴サピックス駿台予備校、など

*指導可能の残り枠は少なくなっているので、ご注意ください。
*わたし自身は、あとお3方なら受け持てます。(英語x2名、理系数学x1名)