国立大学、医学部、東大、対策といいながら書いてあることがかなり変なブログにご注意。勉強法

「大学受験はする、でも英語どうしよう」などと思って、英語の勉強法のことでネット検索をかけると、個人が書いているらしいブログもいろいろヒットします。
しかし薦めている参考書、問題集がおかしい。
そういうことがけっこうあります。特に、医学部や、東大、慶応、早稲田に受かるためにはというような感じで書いているブログに、そういうものがあります。
英語に関してそんな組み合わせで勉強している人なんてほとんどいないのではないか。「そういうもの」を「薦めている」、そんな勉強法ブログも出てきます。
筑駒、開成あたりの生徒は手にとったことさえ・・・と思えるような物を薦めているブログもあります。
「古いなあ」と感じるお薦めならまだ分かります。「古い」「王道本」というのはあるので。
国立大学への合格を目指す人は、そういう「古い王道本」をやることを考慮にいれてもいいといえばいいです。(ただ、古い王道本は、いまはそれだといくらか過剰ではあります。)
でもそれでさえない、「変な」ものを「いい」と書いているブログもあります。
正直、筆者は大学受験さえしていないのでは?そういう勉強法ブログもあります
そして、お薦め本の「画像」アマゾンへのリンクは、ある
また受験全体の対策ということになると、過去問を重視しろ、ある時点からは過去問だけやれ、といったように主張する塾やグループもあります。
東大、またはそれぞれの国立大学にも傾向はあるにはあります。しかし、東大の理系数学を例にとると、数学が「0点」でも合格した年があります。かと思えば、理3ではない理1受験者でも100点超(120点満点)がかなり出た年、そういう年もあります。
別段、筑駒、開成の出身者だけではなく、そうなった年もあります。
これ、過去問をやっていれば勉強法として対応できるのでしょうか?
「あるときからは、とにかく過去問をやるべきだ」こういう主張をしている塾やグループ。
ダウトですよね。
「あるとき以降はずっと過去問をやれ、それで合格できる」そういう主張をしている人たちや塾というのは、上位大学の医学部はもちろん、東大、京大、一橋あたりの上位の国立大学を受けたこともない人のことも多いです。
だから、ああいうことをいうのです。
東大、京大、一橋あたりを「受けていれば」、英語、数学の難易度が結構な幅で変動するというのを経験しています。(特に数学)
また、東大などが数学がやさしくなって、数学がものすごく出来る同級生が受けてたけど落ちた(差がつかずリードできなくて)、こういうのも見ています。
ですから「過去問をやっておけば受かる」なんていうことは言いません。
「ある時期からは過去問をとにかくやりつづけろ」こういうような主張をしている人たちや塾(の講師)は、医学部もさることながら東大、京大、一橋あたりの上位の国立大学を受けたこともない人。そういうことが多いです。東大、京大、(一橋大)を本気で目指した人が、最終的に「中堅私大に進学する」、というのはかなり少ないです。(わるくても早慶のいわゆる下位学部です。)
ですので、「中堅私大」出身の人たちが、「東大の英語の対策は~」「国立大学の医学部への勉強法は~」などと言ったり、書いたりしていた場合、その人たちは、東大、京大、一橋を受けてもいない可能性が高いです
当ブログの筆者の略歴;一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。合格実績東大京大大阪大学(医・医)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医・医)、など