勉強法のことでネット検索をかけると、どこへの対策であっても同じ問題集の話が出てくる。
国立大学の2次試験と医学部と私大とでは、形式、傾向、到達すべきレベルなどがかなり違うのに、(なぜか)「同じ問題集」の話がやけに出てくる。
そういう話をしました。
そして、それらはネットでアクセスを稼いだり、アフィリエイトをしたり、自己顕示⇒ビジネス、こういったことをしたいだけの人達が「他人の意見をコピペしている」。だからああいうことがおきている、と書きました。
しかもそういった人達は、(A)学歴、(B)大手での指導歴、(C)合格実績、を3つそろえて公表をしていないことが多い。最近はとくに自分の学歴は何回もいうのに、(B)大手での指導歴、(C)合格実績をほとんど言わない人が多い。
さらに、そういった「ネット上での」「定番」問題集にはかなりの欠点がある、とも書きました。
今回は、そういう「定番」問題集の欠点について大まかなところを説明します。
まず数学から説明します。
数学は
(1)未習・初学、簡単な学校のテストレベル
(2)基礎、センター試験未満レベル
(3)センター試験レベル
(4)私大入試(早稲田政経・慶応理工を除く)・普通の国公立大学レベル
(5)地方旧帝大の上位レベル
(6)京大、東京医科歯科大、東工大、一橋、東大の理系レベル〔クセが強い〕
問題のレベルがおおよそこのように分かれています。
ところが、数学で「よく名前が出てくる」「定番問題集」は問題のレベルが、(3)センター試験レベル~(4)私大入試(早稲田政経・慶応理工を除く)・普通の国公立大学レベル、で止まっています。
ですから、ああいった「定番」問題集を何周しても、「(5)地方旧帝大の上位レベル」にさえ届かないのです。
言ってみれば、名古屋大、東北大、阪大にさえ届かない、こういうわけです。
問題のレベルが足りていないので、ああいった数学の「定番問題集」を何周しても、名古屋大、東北大、阪大にさえ受かりません。
次に英語について
英語の場合は、
(3)センター試験、下位私大レベル
(4)中堅私大レベル
(5)早稲田レベル
(6)国立大学レベル
(7)地方旧帝大レベル
(8)慶応レベル
(9)東京医科歯科大、一橋、京大、東大レベル
こういった感じで段階、レベルが分かれます。
そして、(ネット上での)英語の「定番問題集」では、「(4)中堅私大レベル」くらいまでしか届かないのです。
ああいった「定番問題集」を何周しても、早稲田の人気学部・基幹学部は無理でしょう。慶応の三田キャンパスの学部もほぼノーチャンスです。(普通の)国立大学もほぼ無理です。
致命的なのは、ああいったネットでの英語の「定番問題集」を何周しても、本格的な記述問題をだす、阪大、東北大、一橋、京大、東大に届くことはまずない。これです。
ああいった英語の「定番問題集」は、レベルも質も(まったく)足りていません。
なぜそんなものが、ネット上だと「定番」扱いになるのかというと、大学受験をしたかどうかも分からない人まで「他人の意見のコピペ」をしているからです。
(その動機、狙いは、アフィリエイトなど。)
また、(B)大手での指導歴、(C)合格実績をほとんど言わない人も、「他人の意見のコピペ」(他人のチョイスのコピペ)をしているからです。
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
(ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。)
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
*当ブログの筆者の略歴;一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。合格実績;東大、京大、大阪大学(医・医)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医・医)、など。