偏差値と聞いて、一番多くの人が思い浮かべるのは、中学生のときに受けた業者模試での偏差値だと思います。
たとえば偏差値71を取っている人は、それなりの数、公立トップ高にいっている。
中学生のときの業者模試で偏差値71をとっていて、公立高校を受けた人の結果を5人~10人分くらいならご存知だとは思います。
では、その業者模試で偏差値71の人達が、慶応・早稲田の付属高を「いけるかも」と思って受けた、その結果、合格率、模試の信頼度、ご存知ですか?
名前と成績を50人分。業者模試で偏差値71の人達の50人分。
その人達(50人が)慶応、早稲田の付属高を受けて、合格した人の数。
実際に何人かご存知ですか?
4~5人です。
私は、名前と成績と慶応、早稲田の付属高を受けての結果、50人分以上知っています。
(高校受験をメインとする塾でも講師をしていたことがあるので。)
そして実際に合格しているのは4~5人です。
つまり、業者模試の偏差値71の、早慶付属高の合格率、偏差値71の早慶の付属高に対しての実際の信頼度はおおよそ10%~20%未満です。
偏差値というと多くの人が思い浮かべる、中学生のときに受けた業者模試の偏差値。
それが71とかだと、公立のトップ高には60%くらいは受かっています。公立についてはそれくらいの信頼度があります。
でも、その偏差値71の人たちが、慶応、早稲田の付属高を受けたそのときの合格率、偏差値の信頼度、50人分以上「ご存知」ですか?
業者模試で偏差値71の人達。その人達の早慶付属高の「実際の」合格率は、10%~20%弱、です。
大学受験に関しても、それとほぼ同じことが言えます。
(業者模試の業者がいう合格率と実際の合格率にはだいぶズレがあります。これは、早慶付属高を受けて落ちた人が、「落ちた」と嫌な気持ちになって、模試の会社に合否連絡はしていないからでしょう。早慶付属に落ちた多くの人が受験結果を伝えていない。ただの模試の会社なのでそこまでの義理はないですしね。)
業者模試で偏差値71、慶応、早稲田の付属高への実際の合格率は、10%~20%弱。
大学受験に関しても、それとほぼ同じことが言えます。(東大、京大、一橋、東工大を本気で志望している層、出身者は普通の模試の偏差値などで合格可能性を測ったりはしません。)
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
(ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回で月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。)
合格実績;東大、京大、阪大(医学部・医学科)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。