「自分は超高学歴、オンライン塾やってます」「生徒がこんなに伸びました(進研模試の偏差値)」。これはかなり変。

まず、「自分は超高学歴、オンライン塾やってます」
本当にそうならこの人自身が普通は、進研模試は多くても3回とかしか受けてないはずです。
0回の人もけっこういます。

なぜかというと
京大、東大、一橋、東工大に合格するメインルートは
(A)最上位私立一貫校
(B)上位国立大学付属高
(C)公立トップ高(都道府県内2位、3位の高校まで)
(D)1.5番手の私立高
です。

そして(A)、(B)の人は進研模試受けてないもけっこうあります。
(C)公立トップ高と(D)1.5番手の私立高は3回くらいは受けていたりすることはあります。
つまり、「自分は超高学歴、オンライン塾やってます」の人自身が多くても進研模試は3回とかしかうけない。
(0回の人の場合もけっこうある)
そして受けていた場合でも、3回目には偏差値80オーバーなどをとります。
いま中年になっている人のころは、進研模試東大基準偏差値88などでした。
そのランクの大学に受かる人は、高2あたりで多くても「3回目」の進研模試を受けて、やはり偏差値80オーバーになっています。
なお、現在でも、進研模試偏差値71東京農工大農学部・後期)B判定、です。
進研模試では、偏差値71をとっても、東京農工大(後期)B判定まで)

偏差値80というのは異常値です。
「その指導者が」受験生のときに、その偏差値80を取っているのが普通です。
そして当時も「偏差値が80って(笑)(笑)」「異常値じゃん(笑)(だめじゃん)」
こう思っているものです。
なので現に、東大、京大、一橋卒いま中年の人間は、大学1年のとき
「偏差値80超えたことなかった?」
進研模試だろ(笑)」
進研模試だろ(笑)」
となっているものです。

ですから、進研模試異常値出てしまうもの、とはっきり認識しています。
したがってこの理由からも、「進研模試を基準・指標」には「しません」

また、東大、京大、一橋、慶応・医学部ほか旧帝大・医学部・医学科、また早慶のメイン学部、このあたりを志望している人を教えていれば、生徒さんも進研模試は受けてない、またはせいぜい3回くらい。
こういうことが多いのです。
したがって、進研模試の「成績表」はあまり目にしません。(見ない。見かけない)
ですから、いまの実態としても、進研模試を「こんなに伸びた」の指標にはしません。

また現在の進研模試には以下のような問題点もあります。
出題範囲を完全に普通の公立高校の進度に合わせています。
進研模試は学校ごとの受験で、しかも大学へ進学する人がかなり少ない学校に対しても営業がかかっています。
問題のレベルも、「そのレベルの高校にも合わせている」と「営業関係書類」に書いてあります。

・進度=上位層と比べると一年くらい遅い。
・受験層=大学受験しない高校にも営業がかかっている。
・問題の質=そんな高校のレベルにも「合わせている」

これでは偏差値80という異常値が出るはずです。
超高学歴指導者なら、自分も進研模試で偏差値80オーバーをとったことがあるものです。
「偏差値が80って(笑)(笑)」「異常値じゃん(笑)(だめじゃん)」
大学に入ったときに
「偏差値80超えたことなかった?」
進研模試だろ(笑)」
進研模試だろ(笑)」

ですから、
「自分は超高学歴、オンライン塾やってます」
「生徒がこんなに伸びました」
進研模試の偏差値を持ってくる。

かなり変です。

偏差値上昇の「証拠」といって模試名をかくしているネット塾もあります。
黄緑で、「高1@月」「高1*月」などの表記があったら、それはたいてい進研模試です。

<まとめ>
・「自分は超高学歴な指導者」=進研模試は多くても3回しかうけない。そして偏差値80オーバーを取っているはず。
(「なんだ、この異常値、だめじゃん(笑)」)
・大学に入った時に、それを「ネタとして」話す。
・高レベルな志望の生徒さんを教えていれば、いまの生徒さんも進研模試はほとんどうけない。
*成績表をみかけることもない。話題に上がらない。(のが自然)
・いまの進研模試
・進度=上位層と比べると一年くらい遅い。
・受験層=大学受験しない高校にも営業をかけている。つまり大学受験しない人も含まれている。
・問題の質=そのようなレベルの高校にも「合わせている」

・「オンライン塾やってます」、「生徒がこんなに伸びました」
偏差値上昇「証拠」といって模試名をかくしているネット塾もあります。
黄緑で、「高1@月」「高1*月」などの表記があったら、それはたいてい進研模試です。

・「自分は超高学歴な指導者」、「オンライン塾やってます」「生徒がこんなに伸びました」
異常値が出るのを自分も経験したはずの、進研模試の偏差値をもってくる。

 変。

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*当ブログの筆者の略歴;
橋大学。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用英語教材をいろいろ作りました。月4回月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。

2020年入試、合格実績。(わたしが担当した生徒さんに関して)
東北大、医学部、医学科。合格。
東大、文2。合格。
東大、文2。合格。
開成中学。合格。

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*最新の数値でないもの、おかしな(バカバカしい)変換ミス、それらについて修正をしました。