大学受験が出てくるまんがに大人げなくつっこみを。(その4)ドラゴン桜、勉強法、テクニック

国語の答えは傍線部の近くにある(ドラゴン桜
これは、中学受験でさえ、もう通用しません。
筑駒中、開成中学、武蔵中学、栄光中、駒東中、桜蔭中学、このあたりの中学では中学入試の国語の問題でさえ、そんなテクニックはもう通用しません。
(安直)テクニック。
出題者側もそれは知っています。
きちんと腰をすえて勉強をしないで、テクニックに頼る人はこういう「答えは傍線部の近くにある」そういう(安直)テクニックに走ります。
出題者側もそれを知っています。
だから出題者は「じゃあそれが通用しない問題にしよう。そうすれば腰をすえずに、テクニックに走るやつを落とせる。」

これはまず東大現代文のそういった「安直テクニック外し」をしました。
そのあと、早稲田東北大同志社大「現代文の安直テクニック外し」をし始めました。
早稲田は、けっこう前から安直テクニックは通用しない現代文の問題を出していました。
とくに、早稲田の文学部(旧・第一文学部)は、けっこう前からテクニックが通用しない問題を出していました。

東大生=「楽にうまく行くように情報を集める」。「先人のテクニック」などを「探す」。
私大生=さがすのめんどうだから、地力で馬力で。
ドラゴン桜
そんなことはありません。
筑駒や灘の人は、数学オリンピックに出て解くことに価値を見出していたりします。
数学オリンピックは、大学入試とはほとんど直結はしません、別にさしてつながりません。でも筑駒や灘の人は、数学オリンピックに好んで出場します。つまり「楽にうまく行くように」それとは真逆です。
最上位ランクのその中でも上位層は、手法がオリジナル、数学の解法がオリジナル。
そういったところに価値を見出しています。
(そういう人たちが、東大の理学部、物理学科、数学科にいきます。)

そこまでではないランクでもそうです。
わたしの友人Aは、あるときにベクトルの係数を出す問題について自力である解法を編み出そうとしていました。
それは、xy直交座標ではなく、三角形の辺OA、辺OB自体を「軸」とする解法。
友人Aが「これでよさそう」と言い出し、友人A(後に金沢大学・医学部へ)友人B(後に東工大へ)わたし(のちに一橋)ベクトルの係数を出す問題について、(辺)OA、OB自体を「軸」として斜交座標で考える解法3人で編み出しました
これでやると、ほとんど計算せずにベクトルの係数がすぐ出るのです。)
(また少しまえに書いたように、文系なのですが、物理について「単振動という運動は、三角関数微分すればOK」というのも自分で導き出したりもしました。)
このように、地方国立大学の医学部や東工大や一橋のレベルでさえ、最初から効率だけを考えているわけではありません。

ドラゴン桜がいうような、既存のテクニックのパッチワーク重視したりなんてしません。)

当ブログの筆者略歴
一橋大学・卒。(+東大・理2再受験合格。親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
合格実績東大、京大、阪大(医学部・医学科)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。

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