赤本の現代文の「模範解答」がまたやらかしている。東大の設問への「模範解答」

東大の2020年、現代文(国語第一問)(1)「不平等が顕著な米国で、社会主義政党が育たなかった一因はそこにある」(傍線部ア)とあるが、なぜそういえるのか、説明せよ。

この問題に対する赤本の「模範解答」がまたやらかしています。いそぎ要点だけ書いておきます。本文ではアメリは表面上、人種差別には対策をし自由競争をやっている。アメリカ社会は自由競争だと「信じられている」と書いている。つまり表面上であって、「本当にそうなってはいない」と筆者は書いている。なのに赤本の模範解答は“自由競争を実現したアメリカでは~”といった書き方になっています。赤本の「模範解答」は「ということになっているそうだと信じられている」という書き方にまったくなっていません。この設問に対する赤本のこの答えは場合によってはバツかもしれません。(「深刻な誤読」と判定されて。)

赤本は、東大の日本史の「模範解答」でもやらかしたことがあります。受験指導をちゃんとやっている人間の間では有名な話です。東大は日本史で同じ問題を2回出したことがあります。2回目のときは「かつて次のような問題をだしたところ、以下のような答案が多かった。しかし低い点数しか与えられていない。同じ問題に対してよい答案を書け」こんなような問題を東大は日本史で出しました。そして「以下のような答案が多かった。しかし低い点数しか与えられていない」として掲示された「解答例」が赤本のものにかなり似ていた。こういうことがありました。受験指導をちゃんとやっている人間の間では有名な話です。

2020年の東大、国語第一問(1)に対する赤本の「模範解答」も、場合によっては0点もありえるものになっています。本文ではアメリは表面上、人種差別には対策をし自由競争をやっている。アメリカ社会は自由競争だと「信じられている」と書いている。つまり表面上であって、「本当にそうなってはいない」と筆者は書いている。なのに赤本の模範解答は“自由競争を実現したアメリカでは~”といった書き方になっています。

2020年入試、合格実績。
(わたしが担当した生徒さんに関して)
東北大、医学部、医学科。合格。
東大、文2。合格。
東大、文2。合格。
開成中学。合格。

わたしのやっている家庭教師センターとしての2020年入試での実績。

東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
東北大、医学部、医学科。合格。(*わたしが担当した方とは違う方。)
防衛医科大。合格。
など。

国立大学、医学部、医学科=47名(実数)合格。(上記を除く)

早稲田大学
延べ
262名合格。(2020年入試での延べ合格者数)

慶応大学
延べ
173名合格。(2020年入試での延べ合格者数)

*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格親に止められ入りなおし進学は出来ず。)
プロ家庭教師

ネット指導用英語の教材をいろいろ作りました。月4回月額7000円5000円)あたりの予定で考えています。)
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など