東大・国医は「部外者」による分類です。

受験の話になると、「東大・国医」という分類が出てきたりします。
しかし、その「東大の理系および国立大学・医学部」というのは、そうやって横に並べるのはおかしい分類です。
おそらくこの「東大・国医」という分類は「ネット掲示板」で始まったものだと思います。
ネット掲示板に、実力者はほとんどいません。
*受験なり人生がうまくいっている人がネット掲示板に書き込みなどする理由がありません。

理学部、工学部志望の上位生は、国立大学の医学部は受けません。
一方、医学部志望者は、(例外以外は)理工系を受けません。

実戦模試、オープンの結果として、東大・理1の最上位層には得点としては理3のボーダーを超えている人もいます。(私の生徒さんにもそのスコアをとった方はいらっしゃいます。)
しかし、東大・理1最上層志望は(私たちの世代だと)物理学科です。
物理学科に行きたい人たちなので、理3は受けません。(私の生徒さんもオープンで理3ボーダーを超えましたが、理1を受験されています。)

また国立大学の医学部を志望している人は、はじめは旧帝大・医学部を考えていて、ちょっとむりそうだと伝統のある地方国立大学の医学部受験にします。
(医学部志望と固まっている場合、東大、京大の理工系学部の話は出てきません。)

このように、東大の理系の上位層と国立大学の医学部志望者は、別の世界にいます。
受験で「交わりません」。

ですから、「東大または国医」と言うのはその世界にいたことはないランキングおたくか、週刊誌だけ見ている人です。
東大の理工系上位の人の志望は「物理学科」です。(近年なら情報工学系統、化学科、遺伝工学)
医学部にいくと、自分の志望の専攻にいけなくなります。
ですから、東大・理3のボーダーを超えていても、東大・理3は受けません。
(国立大学の医学部も受けません。)

一方、国立大学・医学部志望者は、旧帝大⇒旧6などというように、医学部の中で志望を変えていきます。

このように、東大の理系の上位層と国立大学の医学部志望者は、別の世界にいます
受験で「交わりません」。

ですから、「東大および国医」(「東大・国医」)と言うのは、その世界にいたことはないランキングおたくか、週刊誌だけ見ている人です。(さらに受験の実際としても、東大の理類と国立大学・医学部とでは、数学、英語の問題がかなり違います。)

*当ブログの筆者の略歴;
橋大学。(+東大・理2再受験合格。*再入学は親にとめられた。)プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用英語教材をいろいろ作りました。月4回月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。

2020年入試、合格実績。(わたしが担当した生徒さんに関して)
東北大学、医学部、医学科。合格。
東大、文2。合格。
東大、文2。合格。
開成中学。合格。
わたしのやっている家庭教師センターとしての2020年入試での実績。
東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
東北大学、医学部、医学科。合格。(*わたしが担当した方とは違う方。)
防衛医科大。合格。
国立大学、医学部、医学科=47名(実数)合格。(上記を除く)