就職における、学歴の意味。学歴フィルターの実態。

「なに、このミエミエな学歴フィルター」と笑うのもいいですが・・・。
ある企業のHPだかのソースの中に、以下のような記述があります。そしてこれがちょっと話題になっていたことがあります。

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ネット上では、ここまでミエミエなことやるのか?と笑っている人がけっこういます。ですが、現実問題としては残念ながらそれは、負け犬の遠吠えになってしまっています。
この会社のHP(?)では、本人情報をその企業のホームページだかに入力します。そして学歴欄に「@@学院」、「XXX国際」という大学名が記入された場合(自動的に)「その日はいっぱいです」というような表示が出る「仕様」になっています。ということはその記入をした人は、会社説明会にも行けません。申し込みさえできない。
では、会社説明会さえ参加していない(参加をはじかれた)人が採用されますか?
そのホームページのことを知った人達は「ひどいミエミエすぎる学歴フィルターだ」と「ネタ」にしていました。
とくに、初期にそのホームページのことに言及した人は、その人自身「@@国際~大学」という大学の学生でした。
この人は、企業のHPの仕様上申し込みの時点で会社説明会への参加さえはじかれるわけです。
ということは、採用されますか?(なお、日本の法律では私的な団体には採用権が広く認められています。「こんな足切りはひどい、不公平だ」と言っても「弊社の基準ですので」で終わりです。=採用権)
このHP(?)の記述を「ネタにした」つもりなのでしょうが、むしろいかに学歴フィルターは強いものなのかの証拠、実例がこうして存在する。むしろそういうことになっています。
つまり、@@学院XXX国際大学の出身者(卒業予定者)は会社説明会の申し込みさえできない
その実例が存在するわけです。
こういった「実例」はまだあります。
ある金融機関が、ある年に「業界研究セミナー」を開きました。
その申し込みに際して、その金融機関の関連HPに参加希望者の大学名を入れる形になっていました。
ある学生が、日東駒専の学生でそのとおり大学名などを入力したところ「満席」と出ました。
その同じ学生が、実験ですぐに、同じ接続元から、自分は東大だとして入力したところ、こんどは「予約」ボタンが表示されました。
以前に私も書きましたが企業は基本的には採用作業は手早く終わらせたい
それには「面接に進む人間を少なくする」
その基準学歴
以前このように書きました。

その「実例」がこのように、少なくとも2つあるわけです。

日東駒専@@学院大学XXX国際大学だと「説明会の申し込みさえ、できない」

(バブル前後の時代だと、東大卒業予定の学生の場合、「大学院進学は取りやめたから就職する」といって大学4年生の7月くらいから就職に動いた人が、一部上場企業に内定しています。
また、もっと近年で、一橋大学の学生の場合、社会学部つまり他大学でいえば文学部の人も、銀行を受けにいって内定前に「みなさんは支店長くらいにはなるんですけども」と言われています。)
当ブログの筆者の略歴一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。合格実績大阪大学(医・医)名古屋大学(医・医)東北大学(医・医)九州大学(医・医)、東大、京大など 

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