大学受験や医学部の受験の勉強法に関連して、「模試の判定なんて気にするな」こういうことをいう人達がけっこういます。
しかし、多くの大学に関してそう考えるのは危険です。
(多くの大学について「模試の判定はあてにならねえよ」、それはガセ情報です。)
そういう「模試の判定なんて気にするな」論者は、各大学に傾向がある「から」「模試の判定はあてにはならない」などと言います。
傾向、独自性があるのは
京大、一橋、東工大、東大、早稲田、慶応(英語)、名古屋大、東京医科歯科大、京都府立医大、慶応の医学部、阪大。
(その他上位の私立の医大の数校)
このあたりくらいです。
上記以外の多くの大学では、入試で主に出されるのは「ありえる出題」です。
とくに地方国立大学や公立大学は、基本的には素直な出題です。
上記大学以外(の多くの大学)は、普通の模試でもそれなりに判定が機能します。
また大手予備校の場合は、わりと大規模に追跡調査をしています。
したがって、上記大学以外の志望で、A判定の回数が一番多い。
それなら有望です。(*上で名前を挙げた大学「以外」なら)
なぜかというと
・上記以外の大学ならたいてい「ああ、出すよね」そういう問題の出題率が高い。
・大手予備校はけっこうな母数に関して追跡調査をしている。
・A判定についてはちょっときびしめに設定していることもわりとある。
・A判定になっている場合(A判定が多い場合)は、その大学の受験層より「0.5ランク」くらい上。
だからです。
*ただし
京大、一橋、東工大、東大、早稲田、慶応(英語)、名古屋大、東京医科歯科大、京都府立医大、慶応の医学部、阪大。
(その他上位の私立の医大の4~5校)
これらについては、要注意です。
上記以外の多くの大学についてなら、大手予備校の模試は機能します。とくにA判定を複数回とっているなら、上記以外の(多くの)大学に関してなら、有望です。
*当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。)
プロ家庭教師。
合格実績;東大、京大、大阪大学(医学部・医学科)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。