公立高校に進んで、志望大学が東大、一橋、東工大、早稲田、慶応、(京大)だと上位公立高校であったとしても実は不利が存在します。
私立一貫校の生徒のレベル感について、知らないまま競うことになる。
たとえば早稲田大学について。
早稲田大学の合格者数でいうと
(A)中学受験での偏差値が50ちょっとの女子高。
(B)高校受験での偏差値が63の公立高校。
(A)の方が早稲田大学の合格者数が多かったりします。
(複数高でみても、(A)と(B)は早稲田大学合格者数でみると対等。Aは中学受験の偏差値で50ちょっとの女子高。)
早稲田大学の、理工系・法などで考えると、その2つだと「東大+早稲田」、「一橋+早稲田」、「東工大+早稲田」といった受け方をしている人が合計だとかなりの数います。
そしてその3国立大学を本命にしている受験生には、かなりの数の上位私立一貫校の人が含まれています。
*東工大についても、合格者数上位に「豊島岡女子」が入っています。
とくに早稲田・理工系の合格者数1位は、開成高校である年もけっこうあります。
ところが、中学受験をしないで、はじめての受験が高校受験で、公立(上位)高にいくと、そういった上位私立一貫校の人のレベル感を知ることなくいってしまうことになります。知らないまま、そのような開成高校、豊島岡女子高(女子学院、麻布高、武蔵高)の生徒と早稲田大学においても、競うことになります。
ちょっと別の例を挙げれば、聖光学院(神奈川県・私立一貫校)は先生方が「学年下位でも現役で早稲田に受かってますよ」といっています。
そしてそれは事実です。
このレベルの高校になると、早稲田の人科などには進学しません。つまり聖光学院(神奈川県・私立一貫校)では「学年下位でも現役で早稲田(商)とかには受かってますよ」なのです。(事実)
中学受験をせずに、(上位)公立高校に進むと、このレベル感を全く知らないで、早稲田大学などにおいても、大学受験でこの人たちと競うことになります。
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回。
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
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