この5年以内に新設された、個別指導塾にご注意。

とくにこの3年くらいで新設された、個別指導塾
いかない方がいいです。
なぜかというと
(A)講師の能力がない
(B)「塾長」受験指導プロとしてやったことがない人
(C)「指導」は「~~ページまでやれてる?」要は勉強のスケジュール管理ばっかり。そのわりに月謝2万円~5万円。かなりの割高。
こういうことが多いからです。
以下この3項の解説をします。

この3年くらいで新設した、個別指導塾は
(A)講師の能力がない
受験産業の人間として、動きが相当に遅い。
予備校業界には、約10年前にかなり大きな変化がありました。
それは、講師の報酬が約30%カットされた。
これは相当多くの予備校講師についておきました。

約10年前予備校業界であったのは
「時給かと思ったらコマ給だった」
・そこそこのキャリアのある中堅講師が予備校から姿を消した。

前者の意味が大きかったですね。
予備校のなかには50分授業のところもありますが、多くは90分授業など。
「送られてきた契約書に6000円ってあるから時給だよなあと思ったら、コマ給だった」。(1授業のことを「コマ」とも言います。)
安めのところでも予備校の場合、「コマ給」はだいたい1万円くらいです。
「コマ給だった」の話の場合、90分のコマ給が6000円ですから時給は4000円ってことですね。
予備校講師の報酬は普通はちょっと安めでも、90分で1万円前後。
でも送られてきた契約書に、6000円(90分のコマ給)。
つまり、このケースでは40%報酬をカットされた。
約10前にこういった話は予備校業界ではかなりありました。
大きいと40%報酬カット。
こういったことは予備校業界では約10前にかなりありました。

ですから、指導に自信のある講師10年前の時点で予備校はやめて独立しています。
この3年ほどで個別指導塾などを新設した、またはそういった塾の講師になったということは、約10年前その激震のときに自分で塾などをつくるという行動しなかった人ということです。
「自分で」生徒さんをとる自信のない人、ということです。(だから30%も報酬をカットしてきた予備校にそのままいた人。)
数学英語の指導に自信のある予備校講師は、この約10年前時点で自分でも生徒さんをとる方向にシフトしています。予備校にいても30%報酬をカットされるから10年前のこの激震のときに単科塾などをスタートしなかった講師というのは、自分で生徒さんをとれない人です。実力があれば、10年前の全予備校30%報酬カットのときにいやになって、10年前独立しています。でもこの3年新規塾にいくということは、その10年前動けなかった人ということです。

(B)「塾長」受験指導プロとしてやったことがない人
口で言っている学歴はまあある、でも指導経験はない。
最初に入った業界で通用しなかった人が若いのに退職して、「自分は学歴まあまああるし、受験業界で稼ぐか」
この3年ほどで個別指導塾を開いたケースは、このパターンが多いです。
塾長が、最初の業界では通用しなかった。
「じゃあ、塾でもひらいて稼ぐか」。
塾長が、プロとして教えたことがない

(C)勉強のスケジュール管理ばっかり。そのわりに月謝が2万円~5万円。かなりの割高。
ネットとくにネット動画で「問題集レビュー」「学校比較」
こういったことを話していることが多い塾は、この(C)に該当していることが多いです。
そしてその問題集レビューでは、「標準問題集」的なものの話がかなり多い。
受験指導を本気でやっていれば、市販の問題集だけでいけるとは思いません。
毎週顔を合わせて教えている生徒さんが市販問題集だけではスムーズに向上しないというのをたくさん見ますから
東大の合格者ランキングに載っているような中高の生徒さんでもそうです。
指導に真剣なら理解のためのプリント「その生徒さんが」ひっかかりやすいことの演習用のプリント市販のものには載っていないけどやっておいた方がいい問題を載せたプリント、こういったものを作ります。
なのに、この3年ほどで新設された個別指導塾「標準問題集」のレビューばかり
まず、真剣に指導してないことが透けて見えます。
また、オリジナルプリント、オリジナル教材を作る気がない塾。
だから、市販の標準問題集の話ばかりして、そちらに意識を向けようとする。

そして、こういったこの3年ほどで新設された個別指導塾の「指導」「オンラインでやる」「事前に市販の問題集を買わせて」「スケジュールどおりやっているかのチェック」だけ。(「指導」の時間に市販の問題集をやらせて、オンラインで質問に答える、だけ)
それで月謝2万円~5万円

(入らない方がいいですよね?)
「塾長」が、最初の業界で通用しなくて「塾でもひらいて稼ぐか」。
だからこうなるのです。

f:id:ak1kbs:20201108211937p:plain当ブログの筆者の略歴
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴サピックス駿台予備校、医学部専門予備校、など。

ネット指導用英語教材いろいろ作りました月4回月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
東大、理1(48名)合格。
東大、理2(11名)合格。
東大、文2(18名)合格。
東大、文3(8名)合格。
国立大学、医学部、医学科=52名(実数)合格。(旧帝大を含む)
早稲田大学
262名合格。(2020年入試での合格者数)
(*複数学部合格をカウントしています。)
慶応大学
173名合格。(2020年入試での合格者数)
(*複数学部合格をカウントしています。)
ネット指導用英語教材いろいろ作りました月4回月額7000円(5000円)あたりの予定で考えています。

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