偏差値はあてにはなりません。指導者だといって、偏差値のことばかり言っている人は真剣に指導していないと思います。
では河合塾の最新の偏差値表を1例として見てみましょう。私大の人文系で見てみます。
慶応(文)
青山(文)
上智(文・外国語)
法政(文)
明治(文)
立教(現代心理)
早稲田(教育)
上記は全てボーダー偏差値は65で同じです。
しかし実際には難易度差があります。(または負担感の差)
けっこうな上位生の場合は、上記の大学を実質的な最終すべり止めにすることもあります。
(日東駒専受けるのはちょっと・・・という層は実際に存在します。)
そしてそのように上記大学を最終すべり止めにして、偏差値「で」決めると、「落ちた」も起きます。
最終すべり止めに関してそうなると大問題です。
したがって、指導に真剣だったなら、上記の大学を「偏差値が同じだから難易度は同じ」とは見なしません。
上記の大学には、現実には難易度差があります。指導に真剣であったなら、それを分かっています。上記偏差値65で同じのゾーンには「ただの最終すべり止めなら、そこはやめておいた方がいいよ」となる所が含まれています。
つまり大学受験指導に真剣であったなら、上記の大学を「偏差値が同じだから難易度は同じ」とは言いません。「指導者」がそんな感覚で、偏差値を信じてしまっていると、けっこうな上位生の生徒さんが、上記の「最終すべり止め」に「落ちた」が起きてしまいます。(偏差値、学校比較の話が多い指導者に教わると、「偏差値だけで」受験校設定がなされて、「最終すべり止め」に「落ちた」になります。)
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。*進学したのは2名。進学しなかった人の「進学先」:東大・理1=5名。東北大学・医学部=1名。
一橋大学、11名合格。東工大、10名合格。