公立高校(都立高校)
「よい点」
・家からあまり遠くないことが多い。
・学校内で、おかしいことはあまり起きない。
(生徒対応や行事など)
*メンタルをつぶされたり、この学校ほんとうにいや、というのは少ない。
「よくない点」
・浪人になることが多い。
・入学偏差値と比べると、進学実績が弱いこともままある。
(*高校受験のために、丸1年くらい(内申対策含めるともっと)けっこうちゃんと勉強して入ったのに、大学受験の結果が弱い。)
例1
東大現役合格率(2021年)
麻布高15.8%
日比谷15.5%
(現役合格の率)
都立日比谷高校は公立高の中では、進学実績が全国で1位か2位。
いっぽう麻布は、ある時期の校長さんが“浪人くらい問題ないですよ。浪人中に進路とか人生についてもう一回考えますし。”
と言っていた。また麻布は学校では「受験対策」はほとんどしていない。
その麻布に、公立全国1位か2位の都立・日比谷高校が実績で負けている。
「入学偏差値のわりに進学実績が弱い」
例2
越谷北高校(埼玉県・公立)
入学偏差値は67。
この高校の大学受験の結果は、
東大ゼロ、京大ゼロ、一橋ゼロ。
旧帝大・全大学合計で8名(東大・京大はのぞく)
慶応5名。
*上記は「理数科」もふくむ。
(入学偏差値は67。)
例3
都立新宿高校
入学偏差値は67。
東大1人、一橋3人
旧帝大・全大学合計で7人。
(東大・京大はのぞく)
私立高校
「よい点」
・一貫校の場合、高校入試であおられることはない。
*公立中⇒公立高だと「内申点」のことを気にしないといけない。
*体育、美術の成績もよくないといけない。
*しかし一貫校の場合、それはない。
・入学偏差値のわりには進学実績がよいこともけっこうある。
(とくに一貫高で、中学受験偏差値では50ちょっとくらいの学校。)
「よくない点」
・くせの強い学校行事があったりする。
*ふんどしで臨海学校
*縫い物の時間が多い
等
さらに、ふんどしで臨海学校に、体育会系なおじさんOBもきたりする。
・生徒指導にも、クセがあることが少なくない。
*それがいやだったり「問題」があっても、「うちは私立なので。(いやなら余所へ行ってください)」
*私立高だと、性格的にかなりおかしい教員がそのままいたりする。
*「なぜそれにそんなにこだわるのか」理解しがたい、そして命令の多い教員が私立高だとそのままいたりする。
*私立高校には、「だいぶおかしい教員」もそのままいることがままある。
・中2から高1の間、かなりの確率でダレる。(私立高校)
定期テスト前だけ、いちおう勉強するか、くらいになってしまう。
*好きでない科目をかなり避ける、になりやすい。
*私立一貫校だと、赤点を複数科目とらないかぎりそのままいけるから。
そんなこともあって、私立一貫校だと、中2から高1の間、かなりの確率でダレる。
(その3年間、「タラタラ」になる)
(*この実態を知らずに、「私立一貫校=先取り=受験につよい」などといっているオンライン塾の塾長などもいます。)
私立の一貫校は、中2から高1の3年間、かなりの確率でダレる。
☆中学受験偏差値で50ちょっとくらいの私立一貫校の場合、入学偏差値のわりには進学実績がよいことも。
ただしこれについては、私大だと案外いる、にとどまっていることが多い。
東大ゼロ、京大ゼロ、一橋ゼロ、旧帝大は合計で5人、みたいな私立一貫校もけっこうあります。
(ネットで「情報」を出している人、でもこの「東大ゼロ、京大ゼロ、一橋ゼロ、旧帝大は合計で5人」、「国立に弱い」、というのを指摘せず、「一貫校=受験に強い」といってしまっているオンライン塾関係者もいたりします。)
中学受験で偏差値50ちょっとの私立高校から思ったよりそれなりの大学に受かってはいます。
しかしほとんどが私大です。(「最上位国立大学」は、ゼロ~10人いないくらい)
なお、私大文系専願で大学に進むと、大学名はまあまあとれていても、就活でちょっと弱い側になります。
なぜかというと、「就活のペーパーテスト」では、「数学」が絡む問題、「論理クイズ」の問題も出るからです。
そして就活のときのそういったペーパー試験の点数を会社側は記録しています。
ですから、偏差値50ちょっとの一貫校=私大文系専願⇒数学すててる⇒就活のペーパーテストで、「数学」の問題、「論理クイズ」の問題で失点する⇒あまり高得点ではない⇒会社からの評価が下がる。
(就活のとき)
また、そういった(ゾーンの)私立高の場合、英語の市販問題集を配って、とにかくやれ、テストで出すというパターンもわりとあります。
でも、それをやっていても国立大学2次で点数が取れるようになるとは思えない。私立高はこういうケースがけっこうあります。
(*だから、東大、一橋、旧帝大の実績となると急にゼロとか数人になってしまうのです。)
また、私立高の先生も、だいぶ前にノウハウをつくってそのまま、という人が多いです。
科目や受験の研究をし続けている先生がちゃんと一定数以上いる私立高は、灘、麻布、武蔵、聖光、(渋幕)くらいだけです。
中学受験で偏差値50ちょっとの私立高校から思ったよりそれなりの大学に受かってはいます。
しかしほとんどが私大です。(「最上位国立大学」は、ゼロ~10人いないくらい)
なお、私大文系専願で大学に進むと、就活でちょっと弱い側になります。
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。月4回。
費用は、
英語=月額で最高でも「7000円」
<<当家庭教師センター全体での入試結果>>
2021年入試。
259人中。
東大、87名合格。
国立大学・医学部(医学科)54名、合格
*東北大学・医学部(医学科)、北海道大学・医学部(医学科)を含む。
早稲田大学:267人、合格(*複数学部合格をカウント)
慶応大学:178人、合格(*複数学部合格をカウント)
*慶応大学は、医学部(医学科)合格8名を含む。